8/25 『錆喰いビスコ2 血迫!超仙力ケルシンハ』を読んだ

面白かった。
序盤、偽ビスコ一味を退治したときに偽ミロがビスコに擦り寄ってくるのを威圧するミロ、自分の相棒を絶対に渡さないというきもちが出ていてよい。この気持ちの強さ、感情の色の濃さがこの作品の魅力であったと思い出させる。それと口調というか喋り方というか、台詞の中に読点が多めな感じなのも、一言一句を刻み付けるようで好き。癖になる。
世界を苛む「錆」の謎の一端が明かされた今巻だが、真言で操作できてプログラムが組まれてるとなると、ひょっとしてこの世界は仮想現実だったりするのかしら。ケルシンハが使っていたヤクシャという言葉も、この世界で生きる人を演じる役者ってこととか……? ともあれ次巻も買ってあるので楽しみに読む。この3巻のサブタイトルがまたいいじゃないか。

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