2/5 『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』を観た

面白かった。
いやめちゃめちゃ面白かったな……今回はもう完全に構成の勝利というか、ヒロアカを映画にする場合の最強正解出ちゃったなって感じだ。数は少ないけど力は圧倒的に上の敵たちにクラスメイトみんなで立ち向かい、策を練って全力出した上で伯仲するところを更にプルスウルトラの一押しで勝ちきるカタルシスの絶対定石。映画だからってクラスメイト全員がデクくんばりに身体と命張ってるのも熱い。というかこれは確かに映画でないと無理。週刊連載でやってたらいろいろもたないし、正直そんなクラス引く。にしてもクラスメイトみんなに個性を活かしたかたちでそれぞれの見せ場があって凄かったなあ。瀬呂のマスク割れとか最高。
そうした上で、決戦には怒濤の作画とともにかっちゃんにワンフォーオールの譲渡とか、最後の子どもたちとの別れの台詞にデクくんが誰かに「君はヒーローになれる」を言ってしまうとか、それ原作に取っとかなくていいの!?と思えるようなあれこれを惜しみなく、本当に惜しみなく注ぎ込んでしまっているのだから凄まじい。その遠慮のなさ、そこから伝わる製作スタッフの熱意に当てられてしまう。素晴らしいものを観たし、これを受けて原作どうするよおい!? みたいな期待さえ高まった。もともと好きではあるけど、これを機にもう一段階上がってしまったな。

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