9/17 『新本格魔法少女りすか 2』を読んだ

面白かった。
この巻も昔何度も読んだおかげで、印象に残っていたシーンが数多くあり、今回読んでまた楽しかった。田舎の新陳代謝の話だとか、いえいぅっ!だとか、人飼無縁だとか。人飼無縁の末期の叫びは相変わらず大好きだが、しかしこの後の3巻で描かれる他の『六人の魔法使い』との戦いぶりを考えると、いややっぱあんた結構強かったよな……?とか思えてくる。魔法の相性もいいし、場の掌握力もなかなかのものだったし、身を喰われながらにして、キズタカが黒幕だということに気づいて指摘できてるあたりもポイント高い。針に糸を通すような活路しか無かったからこそ見事にそこを通されてしまったが、人飼無縁、もっとやれる奴だったんじゃないか……?
創嗣お父さんも相変わらずかっこ良かったけれども、キズタカよりもお父さんのとの方が歳が近くなってしまった今、実はこのかっこ良さもキズタカによる脚色というか美化が混じっているのではないか……?という思いも首をもたげてきたり。母親のこともあるしな。キズタカ、これで結構信頼できない語り手なんだよ。

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