11/14 『ターミネーター:ニュー・フェイト』を観た

面白かった。
ある日突然、前触れもなく殺人マシンに襲い掛かられ、さらにそれから自分を守ろうとする謎の美女も現れ、家族は殺されて否応なく騒動に巻き込まれ、自分は世界の未来を左右する存在だと言われる……こうしてみるとめちゃめちゃラノベっぽいな! いや、もちろん一時代のラノベがターミネーターや、『2』頃の諸映画作品に源流を持っていたということなのだろうけど。
スカイネットがなくなり、しかしジョン・コナーも死んだことでマシンの軍勢はリージョンになり、人類側の英雄はダニーになったわけだが、しかしこれって、マシンと人類、双方にとって終わりのない戦いなのだな。どうあってもマシンはいずれ人類に反旗を翻すし、そしてマシンがいくつターミネーターを送り込み、やがて英雄になるであろう人間を抹殺しようとも、残った人類の中から必ず英雄が立ち上がる。今回マシン側の大元は正体不明で、ある日不意に現れたという言い方がされていたが、しかしマシン側からしてみたら人類の方こそ何人抹殺しようともどこからか必ず英雄が現れ勢力をまとめ上げ率いてくる、正体不明な存在と言えるわけだ。
この先にさらなる展開を妄想するなら、結局この争いには終わりが無いので、もうちょっと上の次元を見たいかなという気にはなる。それこそ何度もリブートしているのだし、いっそすべての次元を統合しちゃってターミネーターヴァースにしちゃったっていいんじゃないか。

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