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#わらいなく

5/10 『ニンジャスレイヤー ネヴァーダイズ』を読んだ

読み切った。感慨深い。前巻からおよそ一年と空いてしまったが、その間、物理書籍未収録エピソードなどをちまちまと読み進めていたので話の流れを忘れるとかいったことはなかった。まあ流れも何も、この巻はまるまるずっとアマクダリとの最後の決戦だけをギッシリと詰め込んでいるので、いやおうなくすべての流れの結着点になるのだが。 ツイッターでの連載じたいもリアルタイムで追っていた。当時はまだアニメを観た後に第1部の書籍を少しずつ読み始めたていどのニュービーヘッズで、そんなでありながら第3部の最

6/18 『ニンジャスレイヤー ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ(下)』を読んだ

面白かった。 キョート戦争の末路、シルバーキー帰還、シャドウウィーヴとユンコのめぐり逢い、ニチョームの攻防、宿敵スパルタカスとの決着……と見どころが溢れまくっている。上巻だけでもえらいことだったが下巻は輪をかけてえらいことだった。積み重なった因縁や布石やあるいは偶然のあれこれが一気に結集して、決壊したダムめいた怒涛の勢いでもって顕現していく。 とりわけ、「ニチョーム・ウォー」と「フェアウェル・マイ・シャドウ」の画面ならぬ紙面を分割しての同時進行はもう、読んでるだけでこちら

6/6 『ニンジャスレイヤー ロンゲスト・デイ・オブ・アマクダリ(上)』を読んだ

面白かった。 アマクダリのいちばん長い日、第3部でも重要な節目の一つとなる一日の、その前半。堅固なシステムがほんの僅かに揺らぐ蟻の一穴がごとき隙に全力で突入を仕掛け、アマクダリ幹部12人の抹殺を目論むニンジャスレイヤーとナンシー・リー。第1部の最終決戦をも想い起こさせる一点突破ぶりだが、それにしても12人まとめては思い切りが良すぎる。本当にできんのか。 ただ第1部の時の決戦と違うところは、イクサの要所要所に、非ニンジャのモータルの出番があったりするところだ。ニンジャスレイヤ

1/31 『ニンジャスレイヤー リフォージング・ザ・ヘイトレッド』を読んだ

面白かった。 「リフォージング・ザ・ヘイトレッド」は短いながら、今までフジキドに降りかかってこなかった……あえて避けていたであろう……展開でよかった。その束の間の邂逅はフジキドを苛みもし、また人間性を繋ぎ止める楔にもなったろう。表裏一体、表裏一体だ。 「リヴィング・ウェル・イズ・ザ・ベスト・リヴェンジ」、ニンジャスレイヤーの再起と修業、そして再戦と、1エピソードの中にめちゃめちゃ盛り込んでいる。マスター・ヴォーパルもいいキャラだ。リアルニンジャという神秘的な存在の深みが増す。

10/29 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ『ニンジャスレイヤー 開戦前夜ネオサイタマ』を読んだ

面白かった。 ニンジャスレイヤーが……負けた……! 今巻は単独完結エピソード以外は苦い戦いが多めだ。スシ回だけが癒し。話題になっていたエピソードだけにとても面白かった。「なまじ普段はサツバツたる闇社会において発揮されるがゆえに闇の色に馴染んで見えたニンジャのニンジャ性は、明るい市民社会の中にあって一層どす黒く鮮烈な影を落とす!」はけだし名文だと思った。レッドハッグの初登場エピソードも読めた。ビジュアルなどからナンシーを武闘派に振ったようなクールビューティ系だと思っていたけど、

9/14 ブラッドレー・ボンド+フィリップ・N・モーゼズ『ニンジャスレイヤー ケオスの狂騒曲』を読んだ

面白かった。 合間合間にちびちび読んでいたので前巻までの話の流れなどがやや曖昧になっていたが、今巻だけとっても時系列はバラバラのようであるしあんまり問題ない。それに、ツイッター上でのリアルタイム連載を追いかけだしたのが第3部の終盤……最終決戦の2,3エピソード前くらいからだったので、あそこで描かれたものに向けてひとつひとつピースをはめていくような感じで読んでいけばいいのだと思う。実際今回出てきたコヨイさんはあそこでアレしてた人か……とか、ダークニンジャの現出の仕方は、アッ4部