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「ここはひどいインターネッツですね」

はじめてのインターネット。

たぶん90年代半ば。

私はその少し前にはじめてMacを買って、いわゆる「パソコン通信」を楽しんでいた。

ニフティだとか、FirstClassという、GUIベースのソフトを使う草の根BBSにもかなりハマっていた。
(オフ会とか行ったよ)

「インターネット」という言葉を聞いたとき、それが何なのかイマイチわからなかったが、世界中の情報を引っ張り出せるという点で大いに関心を持った。

はじめて使ったプロバイダはNetLaputaさん。

当時はベッコアメなんかがとても人気だった記憶。

今だと光とか(ADSLってまだあるの?)モバイルとかいろいろあるけれど、当時はダイヤルアップ接続で、はじめて買ったモデムは2,400bpsだったと記憶している。
インターネットを使うならそんな遅いのじゃ話にならない、と、最終的には28,800bpsまで買い換えたんじゃないかしら。あまり覚えてないけど。
そのうちパソコンにはモデム内蔵が当たり前になっていた。

話が少しインターネットから離れちゃったか。

結局のところ、インターネットを使うようになっても、最初の頃は掲示板がメインだったような気がする。

ここはひどいインターネッツですね」というのは、巨大掲示板「2ちゃんねる」でよく使われたフレーズで、インターネットが何たるかをよく知らない初心者を小ばかにした物言いである。
(よく理解していない人が2ちゃんねるを見てそう言ったものと思われるが、定かでない)

それから、インターネットやパソコン通信を使ったことのない人から見ると、「インターネットはポルノ画像を仕入れるところ」というイメージだったらしい。
(あの人だけかもしれないが←誰)

インターネットを使って…なんて話をすると、「エロエロインターネット」とよく言われていたものだ。

今じゃケータイで手軽にインターネットも楽しめるし、デバイスもどんどん小さくなっている。
脳内にチップを埋め込んで、頭の中でインターネットが使える時代が、そのうち必ず来ると思っている(たぶんそのころ私生きてない)。

それに、音楽や動画が気軽に再生できるなんて、あのころは夢の話だと思っていた。
ちょっと大きい画像を見ようとしただけで、何分も待たなければならなかったし。

だけど、「ここはひどいインターネッツですね」だなんて言われていたあの牧歌的な時代が、少し懐かしく思える今日この頃である。
「ピーピーピーガーーーーーアアーーーーーーアアーーーーーーー」とがなり立てるモデムも懐かしい。

絶対戻りたくはないけどな。


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