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一人になっていいのがインターネットだ

たくさんの人と出会えるのがインターネットだ。SNSや掲示板で見ず知らずの多数の人の投稿を目にして、その人とつながることができる。
ずいぶん前になるが、愛読するブロガーさんにメッセージを送り実際に会ったことがある。今はつながりはないが、とてもいい思い出だ。
オフラインでは出会えないような人に出会えるのだ。

言うまでもなく、SNSなどで認知度を高めるとたくさんの人とつながれて、ビジネスをすることもできるのだ。だからSNSでよくわからないDMやリプがいっぱいくるんだよね。そんなゴミDMは本当にうんざりする。無視すればいいが、そのDMの文章を目にして「無視しよう」と判断する、その数秒でもそっちに時間とエネルギーを持っていかれるのさえ嫌悪感を抱く。中途半端にメッセージのやり取りをして関係を築いている場合は、角が立たないようにお断りをするメッセージを送らなければいけない。言葉を選んでメッセージを送るだけだが、私や嫌だ。「断る」って行為だけでなんか罪悪感あるし。

つながりたくもない人ともつながれるのがインターネットだ。
つながりたくもない人とつながれそうになってしまって回避しないといけないのがインターネットだ。

だったらSNSやめればいいのに、と言われそうだが、それでも面白かったり、素敵な投稿をしているアカウントがあるからSNSのアカウントは持っている。

それどころか、いかに人に見られるか(いいねやインプレッション数)やいかに人を集められるか(PVやフォロワー数、登録者数)で判断される世界になってしまっている。

気にしなければいいけど、数字が目に入ると気になってしまう。少ないとなんだか落ちこぼれのように感じ、たくさんいいねがついたりするとうれしくなってしまう。別にインフルエンサーになりたい訳でもないのに、フォロワーの増やし方などを一時期ものすごく調べてしまった。

インターネットの利点は、人とつながったり、人を集めることができることだ。その利点を利用して、人生を変える出会いがあったりビジネスをすることができるのだ。それはまったく問題はない。ゴミみたいなDMは迷惑だけど(あの謎のDMでひっかかる人いるの?)

私も冒頭に書いた通り、人と出会うことができたので、インターネットの恩恵を受けたことがある。でも、必ずしも人とつながらなくてもいいと思うのだ。

そもそも一人で活動していけるのがインターネットである。わからないことは自分で調べて自分でやっていけるのだ。周りに何も言われない。誰にも言わずに始められる。スクールやコミュニティに入らなくていいはずだ。でもスクールやコミュニティを運営する人たちが「一人ではダメ!結果が出ない!周りに仲間がいると刺激になって結果が早く出る!」と宣伝しているので一人でやるのはいけないことで、何かつながりがないといけないかと洗脳されてしまっているのだ。

スクールやコミュニティについてあれこれ言うつもりはない。質はピンキリだし、合う合わないがある。入ったことで一気に伸びる人もいるし、結果を出せずに終わってしまう人もいる。それは一概にスクールやコミュニティが悪いとは言えない。

要は、インターネットでの人とのつながりにすっかり疲弊してしまっているのだけど。

「みんなで何かしなければいけない」のはオフラインの人間関係だけで十分だ。契約期間が決まっていて、今年度いっぱいで退職しなければいけない職場の飲み会になんで参加しないといけないのか(愚痴)

職場では、人と深くつながる気がないので、あまり自分のことは話さない。あと数ヶ月で退職だし。それでも、みんなでお昼ご飯を食べないといけないとか、お菓子を配り合わないといけないとか、必要以上に協調性を求められる。面倒なときはたまに断って一人で休憩時間を過ごしたりしていたが、やっぱりそれはよくないらしい。一人でいるのはいけないのだ。しんど。

インターネットでは一人でいてもいいのだ。そもそも気づかれない。それなのに、私はスクールやコミュニティの宣伝文句にいつの間にか洗脳されていた。インターネットでは誰かとつながらないといけないと。

別に一人でいいよね。職場でも、インターネットでも。




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