気がつけば乳ガン その2
乳ガンになる、しいてはガンになるって
何をしたからなった、とか、何をしなかったからなった、ということはなく本当に不運な事故に合うようなもの、と色んな先生がおっしゃってました。
また、遺伝性のガンは稀なことなんだそうです。
病院にいく
いわゆる街のクリニック(乳腺科)へ行きました。
私「あの、しこりがあって…」
看護士「じゃあ、乳がん検診ですね」
あ、検診で診てくれるんだ。
なんて思いながら待合室で待つこと10分。
診察室へ呼ばれました。
高鳴る心臓。
まずは触診。
先生「確かにありますね」
さすが先生。
私は左右触ってようやく、これかなー?と思ったくらいに乳腺の硬さとの差が分かりにくかったシコリを、一発で見抜きました。
そしてマンモグラフィー。
相変わらずこの検査は痛い。
「きっと大丈夫、良性のシコリに違いない」
とまだそんなことを思ってました。
乳ガンの可能性が濃厚に…
再び診察室に呼ばれてエコーをとることに。
エコーをしはじめて、すぐに先生のてが止まり、そして表情が曇りました。
先生「…えー…、これは、悪性腫瘍の可能性が大きいです。ここね、良性なら形が綺麗なのですが、あなたの場合は輪郭が…」
人は不思議なもので、都合の悪いことは、なかなか頭に入ってこない。
腫瘍と言われても、何を言われてるか理解できなくて、ぼんやり聞いてました。
乳ガンの可能性が極めて高いです
先生は、私が現実味を持って聞いてないと悟ったのか、分かりやすく重たい言葉で伝えてくれました。
先生「これは、ほっておいたら命を落とす病気」
先生「乳ガンの可能性が極めて高いです、だからきちんと治療しましょう」
「死ぬ病気、乳ガン」この言葉を聞いて、ようやくハッとしました。
私「先生…わたし、死ぬの?子供がまだ小さい、夫の収入だけては生活できないから、私は絶対に死ぬわけにはいかないんです」
みたいなことを、泣きながら訴えてました。
先生は私を落ち着かせるように。
「大丈夫、あなたの場合は、シコリの大きさからしてまだステージも低いから、治ります。すぐに治療したら、すぐに亡くなるようなことはないです。」
看護師さんも
「昨日おかしいと思って、今日よく来てくれました、普通は怖くなってなかなか病院に来れなくて、先伸ばしにする人も多いんです」
先生「検診から保険適用に切り替えます、すぐに針生検しますから」
ただの検診から、保険適用に切り替え。
という言葉が、やけに生々しく感じました。
そっか、ガンの疑いがあると、保険適用になるんだ…。
…って、は、針生検?!
心の準備が出来てないのに💦
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