Wild Horse
ござらっしゃい
ござらっしゃい
とかって言ってた気がする
お盆の初日の夕方に父親が
玄関先で迎え火を焚く
傍で新聞紙をクシャクシャし
オガラをポキポキと折って渡すと
ピラミッドのように錐を作って
炭化していくオガラを
じっと見つめて
きゅうりの馬に乗って
おじいちゃんが帰ってくる姿を
想像すると笑えてきた
それが今は
おじいちゃんとおばあちゃん、父
3人をお迎えする
お父さんはせっかち
おじいちゃんとおばあちゃんと
勘太郎（19年生きた猫）も
連れて帰らなきゃならんから
きっと、急いで支度をしたに違いない
懐かしい昔の写真を出して見てると
おじいちゃんとお父さんと私が同じ顔で
改めてDNAの凄さを実感して
なんだか声が聞こえてきそうな
妹夫婦もやってきて久しぶりに会う
姪はまだ四年生なのに…150cm目前
160cmの私、来年あたり抜かれそうだ
さあ、帰って晩ご飯食べな
また明日だよ
暑さでバテ気味の母をあとにして
今夜は、私ひとりで灯籠を灯しに墓へ参った
誰もいない
点々と灯る灯籠と風に揺れる塔婆
桶に汲んだ水はぬるく
陽が沈んだ後も、焼けた墓石から
なんとなく熱気が立ち込めてる
いつも見守ってくれていること
感謝しています ありがとう
馬の背が心なしかヘタっていたわ
そりゃ3人＋1匹だもんね😆
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