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ゴールドラッシュの時のアメリカ

19世紀アメリカで製材所の現場監督をやっていた、ジェームズ・マーシャルという男がいた。彼はある日アメリカン川製材所の放水路近くで光り輝く金属の破片を見つけた。マーシャルはそれを拾って自分の雇い主であるサッターのところに持っていった。



2人がこの金属片を分析した結果、金であることが分かった。


2人はこのことを秘密にしておこうと誓った。しかし、その噂は瞬く間に広がって大騒ぎになった。つまり、これがきっかけで
19世紀アメリカ合衆国カリフォルニア州でゴすールドラッシュが起きた。狂乱の時代の幕開けだ。


何だかその時の状況を彷彿とさせる。大きなイベントが起きる直前のこの状況だ。今は世の中が激変する直前だと感じる。

ゴールドラッシュは1848年の春に広まり、翌年1849年初頭には世界中に拡散した。圧倒的な数の金探求者と商人たちが事実上全ての大陸から到着し始めた。


1849年のフォーティナイナーズで最大の集団はアメリカ人であり、大陸を横切りあるいは様々な航路で何万人もが到着した、とある。1855年までに少なくとも30万人の金探求者、商人およびその他の移民が世界中からカリフォルニアに到着したらしい。





結果的にこのゴールドラッシュで最も儲けた人間は実際に現場で金を採掘する坑夫ではなく、そのうちの1人はどこそこに金鉱がある、金脈があるという情報を精力的に発信した新聞社の人間だった。新聞社主のサミュエル・ブラナンという男だ。今で言えばインフルエンサー、ネット上の情報提供者だ。


ゴールドラッシュが始まって直ぐに、ブラナンはサンフランシスコにあるあらゆる需要のありそうな物資を買い占め、そこそこの利益を出して再販したと書いてある。つまり、食料や衣類やその他の生活必需品を買い占めて高く売って儲けたのだと思われる。頭のいい奴だ!


彼以外でも金の採掘ではなく、そこに集まる人々に向けて宿泊業、娯楽業、居酒屋、飲食店、賭博場などをやっていた連中がボロ儲けをした。ゴールドラッシュのときに儲けたのは、金を掘っていた人ではなく、ショベルやテントを売っていた人だった!


また、リーバイ・ストラウスという男は、労働者のズボンがすぐにスリ切れる様を見て、生地を分厚くして頑丈な生地で作った作業着は需要があると考えた。金鉱で働く人の意見に熱心に耳を傾け、テントや船の帆に使われていたキャンパス生地を用いたワークパンツを商品化した。


これがリーバイス501。
破れにくいワークパンツはバカ売れ。破れにくさに加えて、カッコよかったからだ!




やはりそうだ!人の集まるところに金は集まる。人の集まるところに商売の種が転がっている。でも他の人間と同じことをやっていたら勝てない、絶対に勝てない。人より抜きん出るにはもっと頭を使うしかない!


これがいわゆるアメリカンドリームと言うやつかもしれない。

僕は勝とうと思ってるのではなく、いやそんな大それたことを考えているのではなく何とか生き残りたいと思っているレベルなんだが。

ブラックスワンイベントが本格的にスタートしたら何がどう変わるか全く見当もつかない。安心安全安定などどこを探しても見つからない世の中になると思ってる。


今は、こうやってポストできるけど、イベントがスタートしたら何一つ喋れなくなるのは覚悟してる。


その時は自分の身を守るために主なプラットフォームからログアウトするつもりだ。

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