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曽野綾子 うちこむ

私は

人に会ったり、

本を読んだりしているうちに、
人間の

極限の快楽は、
「うちこむ」ことにある、
と知るようになった。

何かに夢中になっている時の

一瞬のような

あの時間の感覚。


うちこむ時には

やがて

乗り越えなければならない

山か

谷が

現れる。


何とか繰り返しすることで

その方法を

理解できるようにもなっていく。


また

そうなることで

さらに

うちこんでいくことが

できるようになる。


そんなうちこむことができるものが

あるのなら


それが

人間の極限の快楽となる。


そこへ到達できたものが知る

至福の

境地。


そんな人の話を読むことが

好きで

何回も

読み続ける。


『悲しくて明るい場所』

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