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曽野綾子 覚悟      映画  『OLD』

つまり

自分の死を覚悟すること

である。

死を

怖がり

まともに見ないように

逃げているときには

死は

恐怖でしかないというのだ。


自分を死を覚悟するという

能動的な覚悟ができるようになると


死は

恐怖ではなくなり

自分の味方ですら

なり得る。


それで初めて

人間は、

自分の運命や結果を

選び取ったという尊厳を

保ち得ることになる。

『流行としての世紀末』


また

映画『OLD』


閉ざされた

狂いそうな状況での

迫りくる老化と

死。


死を

どのように受け入れるのか。


残された時間を

どのように使うのか。


過去でもなく未来でもなく

今を生きることが

これほど大切なことだったとは。


けんかしている場合ではない。

離婚している場合ではない。


刻一刻と迫る老化現象。


深く考えさせられた映画。


そして

諦めることなく考え

挑戦することで

開けてくる道。


人道的に許されないことをしていた人達には

当然の結果。


なくした時間はあったけれども

今後の明るい生活が見える

希望がある終わり方。


その希望がある映画。


人間は

一度死ぬような経験をすることで

その後の時間を

大切に使うことができるのかもしれない。


つまり

人間は

自分の死を

正面から

覚悟することで

自分の運命や結果に対する尊厳を

静かに

保ち得ることができるのだ。

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