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曽野綾子 ほんとうの生活

他人の暮らしは
すべて
すてきに思える。

しかし

ほんとうの生活を覗けば、
円満でも
大して幸せでもない。

『自分の顔、相手の顔』

他人の暮らしは
自分には
よく見えないことがあるため
想像上
すべてすてきに思える時期がある。

しかし
他人の暮らしにも
困難があり
問題があり
苦労がある。

そして
外からは見えない
不満が渦巻いていることが
多くある。

それは
自分の生活にもあるのと
同じことなのだ。

しかし
それをどう考えるのかで
生活の中での
幸せを
見つけることができる。

小さなことを
ともに喜び
些細なことにも
ともに苦しむことが
できる暮らしであるなら
そんな家族であるなら

いや
そんな自分自身であるなら

どんな暮らしの中にも
喜びや
幸せを見つけられるようになる。

それが
ほんとうの幸せだからだ。

そして
そんな幸せを
差し出すことができる人となるならば
幸せを広げていくことができるようになる。

いつも機嫌よくいることとか
微笑んでいるとか
嘘をつかないとか
人も気持ちを考えて行動するとか
よく分からない時には正直に聞くとか
誠実であろうとするとか

それらができる時
何よりも自分が救われる。
そして
人をも救おうとすることができる。

そうすれば
皆にとっても
世の中がずっと
生きやすくなるだろうと思う。

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