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曽野綾子 資質を生かす『私の中の聖書』の「神の教育基本法」より

「見下すも見上げるもない。

人間にはそれぞれにまったく違う資質を与えられ、

それがオーケストラの一つ一つの楽器のように、

社会というオーケストラを構成するのに必要なのである。

ヴァイオリンは大切だが、

ヴァイオリンだけでは

オーケストラにならない。」

・・・

そしてバークレーは、神は我々に望む四つのことを命じているという。

「第一は自分を知ること。」


自分ができること、できないことを知るということだと。

できないことを知ることで、逆に大きなことができるようになるかもしれないと言う。

・・・

「第二は我々に自らを受け入れること。」


自分の与えられた賜物を生かすこと。

他人の賜物を妬むのではなく。

・・・

「第三はパウロが言うように、どんな賜物を持とうとそれは神からのものであるということ。」

才能においては、努力で何とかなるものではないものもある。

つまり才能は平等ではないということ。

しかし、何の才能もないという人もいないと言う。

・・・

「第四は人間はどのような賜物を得ていようと、それを使わねばいけないということ。」

自分のできる能力や才能に応じて、自分を生かしていくことが大切であるということ。

・・・・・

自分の持っている能力を十分に知り

それぞれがその能力を生かしていくことが

社会を構成していることとなる。


つまり

ヴァイオリンだけではない

多くの楽器で構成されるオーケストラを構成することとなり

そして

美しい音楽という社会を構築していくということだ。


そして

その能力はすべての人にあるという。

どんな状況の人にもあるという。


様々な人がいて

それぞれの人を生かし

生かされることを

実践してゆくことで

社会が成熟していく。

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