ターミナルを観た

かつて小学校五年生の頃に
たまたまテレビの映画紹介などで
見かけて、何故だか無性に観たくなった映画。

その時かなり仲の良かった友達に話したら
今の時代と違ってか、自分の地域なのか
分からないが、地域の新聞に近所の映画館の
今やってる映画の情報が載っていた
それを見て、よしやっているなと確認したら

その友だちのお母さんが一緒に行ってあげると
優しさで着いてきてくれることになり
三人で近所の映画館に出かけたら
丁度観たかった映画はもうすでに始まっていて
一番早くて2時間後の次の回と言うことになり
諦めて、1番直近で子供でも観やすい物となり

その時やっていた、ジブリのハウルの動く城を
三人で見ることになり、自分のチケット代は
もちろんのごとく、ポップコーンとドリンクまでご馳走になり、楽しく映画を観て

楽しかったなぁと思いつつ、エンドロールが
流れて、暗かった館内が明るくなり
異臭がする事に気がつき
思わず友だちにその異臭の匂いの事を話した
「なぁなぁ、なんかさ、ビール臭く無い?」と
すると、友だちも「確かにな」と頷いてると
餅屋・友だち・お母さんの順で並んでいたのだが、お母さんが友だち越しに「ごめんあたし」とまるで、怖い話のオチのように持っていた
ビールのカップを手に持ち、一言詫びてきて

奢ってもらっておいて、くせえと騒ぐ
息子の友だちは、ただただ気まずくなり
うつむきつつ、「すみません」と目を背けた。

前置きが長くなったが、その時に観れなかった
映画が、トムハンクス主演の映画
「ターミナル」

内容としては、アメリカに来ていた
ロシア近くの国にクラコージア住んでる
トムハンクス演じるナボルスキーが
アメリカから出国して国に帰る為に
空港で手続きしようとしてる、最中に
クラコージアでクーデーターが起きて
パスポートは無意味になってしまい

その結果、クラコージアから出国も入国も
停止になり、かと言ってアメリカである
空港の外にも出れなくなり、英語が
ほぼ話せない、ナボルスキーが
空港内のトランジットのエリアでしか
生活を許されなくなり、国のお金も両替駄目で

服も寝るとこも食べ物さえも無い中でどう
やって過ごすのかと、かなり面白い。
最初こそ英語が分からないが
お金を稼ぐ方法を探してそれで
知識や言葉を身につけてそこで学んでいき

恋にも落ちて、空港の職員たちや売店や
清掃などのあらゆるスタッフが警戒しているが
彼の前向きな姿勢と、とある事をキッカケに
異国の地で大勢の仲間になる姿は観てて圧巻
だった、あまりネタバレなどはしないが

途中にお金を稼いで、ようやく久しぶりに、
まともな食事である、バーガーキングの
ワッパーを買って、頬張ってほっぺに
ケチャップなどを付けつつも美味しそうに
食べるシーンはかなりの飯テロになるので

空腹時に見たら、その後すぐハンバーガーを
買いに行けるか、なんなら
ハンバーガーを買って食べつつ観るのもありかなと思うくらいお腹が空くシーンが良い。
これを書いてて思い出すだけでお腹が空く。

かなり面白い話だが、実はこれが
実話を基にした話って聞いたときは
びっくりしたが、
本当に事実は小説よりも奇なりだなと
感じて仕方なかった。

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