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脳がぎゅぎゅっとな

次はアニメーション絵文字に挑戦してみようかなと思い立ち、練習をはじめた。
今までは”アニメーション?無理に決まってる!”と遠ざけて来た。
だって未知の世界。どんなふうに動かせばいいのか分からないし、そんなきれいに動くようなクオリティのものを描けるとも到底思えない。

だけど、私は7月に絶対無理だと思っていた『ONE PIECE』のLINEスタンプを6つも作り上げてしまった。

”絶対無理!”
と言う気持ちを
”なんとしてでもやってみたい!”
と言う気持ちが超えたとき、今までじゃ考えられなかったパワーが出てくる。そうして実現可能にしてしまう。

人間というのはそういうものだと気づいてしまった。知ってしまった。

むしろ、壁を作っているのは自分なんだと、”絶対無理”の呪文で魔法をかけるように見えない壁を作ってしまうは他の誰でもない自分なんだと、気づいてしまった。

そういうわけで、あのスタンプたちを作り上げてから、”やってみれば出来るかも”と挑戦のための一歩を以前よりも踏み出せるようになっている。

この挑戦も同じくあの日もらった勇気と自信が原動力となっているのだが、4つほど描いたところでぎゅぅうううううと脳が絞られる感覚。ちなみに、私が辿った練習内容はこうだ。

うんとこしょとレイヤーを広げ、1コマ目となるイラストを描く。それから画面を見つめたまましばし沈黙。

・・・これ、ここからどうしたらいいの?

戸惑いながらどんなふうに動くかをイメージ。ふんふんなるほど、君はそう動くのね。理解する。でもさあ。

・・・何をどうしたらその動きになるの?

ここからさらに一生懸命(もはや”頑張る”しか手持ちのカードがない)その理想の動きをゆーっくり再生してみて、間はこうなって・・・いるのかな?と自信がないままひたすら描いてみる。
”違う、これはもうちょっと後だ!”
”違う!そうじゃない!”
何度も描き直しながらようやく1つ目(下書き)完成。

と、こんな具合。
こんな具合だから、4つ頑張って作ったところで(しかもまだ下書き)脳に違和感。ぎゅぎゅぎゅぅぅぅううううう・・・と絞られる感覚がする。

そういえば以前、1回にものすごい情報量が詰まっていたというセミナーに参加した姉が「脳が疲弊した・・・」とげっそりしていたことがあったが、これのことだったのか・・・これは確かに疲れる・・・

ということで本日の学び

アニメーションを作るって・・・

つかれる!!!

いや、アニメーターの方々、凄すぎる・・・!

”プロだから”と言ってしまえばそこまでだけど、あんなになめらかな映像を作り出すって、半端じゃない技術と想像力。確実に私の脳の構造とは違ってるんだろうな・・・

アニメ1本で一体どれだけの画が描かれてるんだろう。子どもの頃からアニメは見ているけど、これって本当にすごいことだ・・・すごいことだとは思っていたけど本当にすごいことなんだ・・・

実際に自分が体験してみることで、それを生業にしている人の凄さ、技の凄さを感じることができるものなんだな。

それだけでも挑戦した価値はありそうだ。うんうん。

・・・頑張るけどね!ちょっとずつね!脳も絞りながらね!!

ひとまずこの絞りきられた脳を休めて、また立ち向かってみよう。できるようになるまで足掻いてみよう。そうしてきっと明日も知ることになるだろう。アニメーターの凄さを。

技術を持つ全ての人々に、尊敬の念を。

えりぴ

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