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東大地理はどうやって対策すればいい?

『東京大学入学者募集要項』に書いてある文章から各自読み取るべし!って感じではありますが、

僕の解釈・考えをまとめてみました!

参考になれば幸いですー!




Q.「あー、これ◯◯でやったやつだ」っていう問題が出題されることが少ないのはなぜ?

地理の試験問題を通して東大が測りたいのは「解を導く能力の高さ」

どこかで見たことがあるような問題を出題してしまうと、「覚えた解をアウトプットする力」が高い人が高得点をとりやすくなってしまう。

東大が最も入学してほしくないタイプの人。。。

そういう人の入学はお断りしたい…!


・・・ってことで、東大は「今まで見たことがないような問題」をなるべく出題しようとしているんだと思います。

今まで見たことがない問題(例:時事問題に絡めた問題)を出せば、その人の「解を導く能力の高さ」をより高い精度で測れそうですよね!


↓東大の入試要項

入学試験の基本方針
(略)
期待する学生を選抜するために実施される本学の学部入学試験は,以下の三つの基本方針に支えられています。
(略)
 第三に,知識を詰めこむことよりも,持っている知識を関連づけて解を導く能力の高さを重視します。

令和6(2024)年度 東京大学入学者募集要項(前期日程)



Q.「この問題集をやれば大丈夫!」っていう問題集ってある?

正直言って(残念ながら)、東大地理において「この問題集をやれば大丈夫」っていう問題集はないなー・・・っていう印象。


ってか、東大自身が「今まで見たことがない問題」を意図的に出題しようとしている以上、

「この問題集をやれば大丈夫」っていう問題集は存在し得ないと思います。

東大の方針が変わらない限り、今後も「東大地理はこれをやれば大丈夫!」っていう"神"問題集は出てこないはず。



Q.じゃあ、東大地理ってどうやって対策したらいいの?

東大が求めていることをストレートにやり続けるしかないと思います。

必要なことは3つ…!


問いを立て、解を導く姿勢を持つ【探究心・分析的思考力】

②高校レベルの地理の基礎知識を身につける【知識・理解】

③問いへの回答を論理的に表現する力をつける【論述力】


※これって学習指導要領で求められているもの そのものです


②・③に関しては学校の授業や既存の参考書・問題集で十分に対策できると思います。


難しいのは①。

そして東大自身が最も求めているのが①。(だと思う)


↓東大の入試要項

東京大学の使命と教育理念
(略)
本学が目指すのは,自国の歴史や文化に深い理解を示すとともに,国際的な広い視野を持ち,高度な専門知識を基盤に,問題を発見し,解決する意欲と能力を備え,市民としての公共的な責任を引き受けながら,強靭な開拓者精神を発揮して,自ら考え,行動できる人材の育成です。

令和6(2024)年度 東京大学入学者募集要項(前期日程)

高等学校段階までの学習で身につけてほしいこと
【地理歴史・公民】
過去と現在,世界の各地域など,人間社会で一見バラバラに起こっている事象は相互に関連しています。それらについて一定の知識を身につけることはもちろん必要
ですが,東京大学は細部にわたる知識の量ではなく,知識を関連づけて分析,思考する能力を重視します。そうした能動的で創造的な思考力は,暗記を目的とした勉強ではなく,新聞やテレビなどで報じられる現代の事象への関心や,読書によって養われる社会や歴史に対する想像力を通じて形成されます。

令和6(2024)年度 東京大学入学者募集要項(前期日程)


東大の入試問題の一つ一つの設問が「問いを立て」の部分を代わりにやってくれているので、入試においては「問いを立て」の部分はあまり問われることはありませんが、

東大が求めているのは「問題を発見し、解決する」という姿勢・能力


であるならば、

常に「なぜ?」という疑問を持ち、その解を導く作業を続ける(=探究するトレーニングを積み重ねる)

ことこそが、「見たことのない問題」ばかりが出題される東大地理対策の王道であり唯一の方法でしょう…!


ちなみに、「解」は暫定的なもので十分だと思います。

ほんとに合ってるかはわからないけど、今の時点ではこれが自分が出せる答えだ!っていう解で十分。

つまりは仮説でオッケーってこと。学者ではないので。



ということで、僕のnoteでは社会現象について探究し続けたいと思います!

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