「復讐の果てに〜ウロボロス〜」編集後記
最初に
2023秋M3にて頒布しましたボイスドラマ「復讐の果てに〜ウロボロス〜」の編集後記です。
※ネタバレも含まれますので、ご注意ください。
大変ありがたいことに沢山の方にお迎え頂きました！
M3会場、ダウンロード版でご購入くださった皆様、本当にありがとうございます！！
今回の作品は過去に"ワンテーマボイスドラマ"という企画で、「ウロボロス」として、YouTubeにアップしたショート作品の長編リメイクになります。復讐は復讐しか生まない…連鎖していく。という意味でタイトルをウロボロスとしました。
▼YouTube版の「ウロボロス」
私の脚本力ではショート作品しか作れず、本当はもっと深掘りした作品を作りたい！と考えていました。
ノベルゲームにしてもいいなぁ…などとも考えていましたが、2022年冬に2023年はM3に自サークルとして出展したい！という思いが強まり、この作品をボイスドラマCDにすることを決めました。
2023年春には間に合わないと思ったので、春はmochimiyu単体でのシチュボCDを頒布しました。
（こちらは挑戦してみたかった耳かき音声にしようと決めました）
話を「復讐の果てに～ウロボロス～」に戻します！
①脚本
脚本はご依頼しました。
吉野玄冬様
YouTube版を元に少し肉付けしたものをお送りして、終わりはこのような結末にしたい〜とご相談したところ、素晴らしい脚本を書いていただけました！
主人公が復讐を考えつつも、普通に生活しているシーンも見せたかったので、学校とバイト先のシーンもお願いいたしました。
②イラスト
イラストはショウノ様にご依頼しました。
コンセプトアートにしたかったので、あえて人物ははっきり描かれず、作品の世界観がおおまかに伝わる絵にしたいと考えていました。
手前は暗く、奥は明るく…ストーリーに繋がるようなイメージにしていただきました。
手前の女の子はフードを被っていて、今作の主人公とも取れるし、別の人物と取れても良いかなぁ…と思っています。
③出演者
▼主人公 松原理香 CV：葵シャルドネ様
本編を聴いてくださった方は分かるかと思いますが、ほとんどが主人公のセリフです！
主人公のみ選考台詞を録り下ろしてもらってのオーディションをしました。
（オーディションした他の役は既存のボイスサンプルで選考しました）
モノローグも多いので、いかに聴き心地よく最後まで聴くことが出来るのか…というところがポイントでした。
葵シャルドネ様の内に影を潜めていそうな台詞、モノローグ、叫び、全てが素晴らしく…編集中に何度も何度も聴いて、私自身がこの作品のファンになりました！
本当にありがとうございました。
▼加賀彰吾 CV：みそ汁様
YouTube版からの続投という形でお願いいたしました。
こちらも影を背負いつつ生きている役どころ。
影がありつつも、少し感じる優しい声色が省吾！という感じでした。
実は作中では21歳、31歳と青年期ながら少し成長している声を収録していただいているのですが、この絶妙なお声の差も是非聴いてください！
▼加賀彰吾（少年） CV：しのぶ様
この子絶対いい子だー！となる、しのぶ様の少年ボイス。
なのですが…大変なシーンに出ていただいております…
叫びもパターン収録してくださって、ありがとうございました…
胸が苦しくなるほどの叫びなので、是非聴いてくださいT_T
▼加賀弘子 CV：鬼灯りん様
YouTube版では痛めつけられるシーンのあったお母様…
CD版では一言だけだったのですが、緊迫感、母性も感じられて、すごく好きなシーンになりました！
痛めつけられるシーンを聴くのは辛かったので、CD版では一言のみに…YouTube版ではCD版よりさらに辛いシーンになってますので、覚悟決まった方は聴いてみてくださいT_T
▼松原明夫 CV：KAZUMA様
KAZUMA様もYouTube版からの続投。
これまた大変なシーンをお願いしてしまいました…
なのですが、アドリブで息の演技までくださり、さらにさらに辛いシーンに！
そして、このアドリブがあったおかげで彰吾の台詞にも説得力が加わったと思いました！
YouTube版から続投していただいている方達には辛い思いしかさせてないですね…
▼松原香苗 CV：櫻庭彩華様
苦労しつつも、大切に理香を育ててきたんだろうな〜という印象のお声のお母様！
母が倒れたというのも理香が復讐を行動に移すきっかけになったのでしょう…
娘に刃物持たせてごめんなさい…
▼辻井陽 CV：相羽みあ様
学校という、理香の日常を描くシーンで大事な役どころ！
理香とは真逆の明るい声を求めていました。
学校では普通に生活している。というのを描きたかったシーンです。
ちなみに表に出ていない設定ですが、頭は良くない子です。
▼店長 CV：井之上賢様
バイトという、理香の日常を描くシーンで大事な役どころ！パート２！
包容力のある面倒見の良いお父さん感が店長にぴったりでした。
勉強も頑張り、バイトも頑張り、側から見たら、とても優等生な理香が、実は復讐という恐ろしい計画を練っている…という状況を表現したかったシーンです。
▼興信所の男 CV：馬場輝様
理香と彰吾が対峙することになるきっかけとなる大事なシーン！
飄々としていて、仕事一途みたいな紳士感あるお声がぴったりでした。
ちゃんと名前を付ければよかった…と思ってます（笑）
▼松原理香（少女） CV：mochimiyu
自サークルなので、少しでも出演したい！ということで理香の少女時代を担当させていただきました。
④ジャケット
ジャケットデザインもmochimiyuが担当しました。
タイトルロゴは怖さも感じられる雰囲気にしたかったので、煙を巻いてみました。その中で、元々のタイトルである「ウロボロス」も目立たせたく、このようなデザインになりました。
ジャケット裏面は購入してくださった方にしか見せないようにしています。
複雑な人間関係なので、それが分かりやすいように人物相関図を描きました！
こちらも見ながら楽しんでいただけますと嬉しいです。
⑤まとめ
30分以上あるボイスドラマ作品の進行は初めてで、拙い進行ではございましたが、ご一緒してくださった皆様がお優しく、進捗報告する度にメッセージくださったり…それを励みに制作しておりました。
予想以上に長編の制作って孤独だな…と感じました。
でも完成した時の感動は、やはり何物にも変えられない！！
ということで、終始楽しく制作していたのではないかと思います。
X上での「いいね募集」以外で、初めてオーディションを開催しました。
貴重なお時間を割いて、応募してくださった皆様には感謝しかございません。
Googleフォームを使った募集形式だったのですが、とても便利だったので、次回もGoogleフォームを活用したいと思っています。
ここまで読んでくださり、誠にありがとうございました。
今後は2024春M3に向けて、シチュエーションボイス。
2024秋M3に向けて、ボイスドラマ作品を制作していきたいと思っております。
ボイスドラマ作品はCV募集も予定しておりますので、見かけた際には是非ちらっと覗いてみていただけますと嬉しいです。
⑥宣伝
「復讐の果てに〜ウロボロス〜」気になった！という方は是非、BOOTHまたはDLsiteからダウンロード頂けますと励みになります！
▶︎BOOTH版
▶︎DLsite版
もちのキモチ・mochimiyu