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入手経路が気になる

前にも書いたが、どうぶつの森ばかりやっている。

3月下旬に発売された「あつまれ どうぶつの森」(以後、あつ森)だが、先日早速の大型アップデート配信があった。

あつ森アプデ詳細はこちらから。

このアップデートで「美術品」という要素が増えた。
つねきちと名乗る狐が島の裏手にある浜辺に小さな船を付け、船内で美術品を販売するのだが、この狐がとにかく胡散臭い。おべっかばかり使うし、商品はどれも高額。時には偽物をつかまされることもある。つねきちは関西弁(おそらく大阪弁)を話すが、昔からフィクションに出てくる胡散臭い商売人が大抵関西弁を話すのは何故なのか。関西弁キャラは大体金に汚い。

そのつねきちが昨日ついに、もっこもこ島(私の島の名前)にもやって来た。
早速船内に入ってみるとやけに暗い。AZUL BY MOUSSYぐらい暗い。きっと真贋の見分けをつきにくくするためだろう。こすい商売するなあ。(AZUL BY MOUSSYがどうして暗いのかは分からない。)

暗い船内には、絵画が3点と、石像が1点飾られていた。タイトルは「ちからづよいめいが」とか、「アカデミックなめいが」とか、「みごとなめいが」とか。

石像のタイトルは忘れてしまったが、ミケランジェロのダビデ像そっくりな石像だ。右手に本を抱えている。あれっ、本なんて持ってたっけ…とここでフェイク品の見分け方に検討がついた。意外と分かりやすいのかも知れない。

「ちからづよいめいが」はミレー「種蒔く人」。一見おかしなところは見当たらないので、購入した。

「アカデミックなめいが」はダ・ヴィンチの、ほらあの、裸のおじさんが手広げて足バタバタさせててそれを円で囲ってるみたいなやつ。これはタイトルも思い出せないし自信がなかったので、購入を見送った。

最後の「みごとなめいが」は、雪国の景色の中に人々が描かれていて、広重?と思ったが良くみると西洋画のようだ。悩んでいたら夫が「これと同じ絵をバベルの塔展で見た」と言うので家にあったブリューゲルの作品集(バベルの塔展で買った)を見たところ、確かに同じ絵があった。すごい。作品集の絵とめちゃくちゃ見比べたけど特に変わったところはなさそうだったので購入した。

こうして購入した2点は、本日無事本物であることが判明し、もっこもこ島博物館に寄贈された。ちなみにブリューゲルの絵は「雪中の狩人」と言う絵で、農民たちの日常の風景を描いた作品だそうです。博物館に飾られると解説が読めるようになる。勉強になるゲームだなあ。

狐につままれないためには多少の教養が必要みたいなので、家にあった美術関連書籍を引っ張り出して来た。

ほぼマンガ。
ゴールデンウィークは教養を身に付けたいと思います。

平和で犯罪とは無縁と思われたもっこもこ島に胡散臭い狐が出入りするようになってしまった。偽物を法外な値段で売りつける悪徳商人。何より気になるのはその入手経路だ。仮に本物であったとしても、まともなルートで手に入れているとは思えない。もっこもこ島にインターポールが乗り込んで来るようなことがないよう祈りたい。

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