勘違いバレンタイン
小学生の頃のバレンタインの思い出と言えば、初恋相手にドキドキしながらチョコを渡したことやキッチンを散らかしながら初めてのお菓子作りなどを思い浮かべますが、私の思い出は“勘違い”。しかも、された方。
バレンタインデー当日のこと。確か、土曜日だったと思いますが学校終わり昼食を食べてのんびりしていると、突然友人が家に来て何事かと思えば「A君にチョコを渡したいから手伝って」とのことでした。
いきなりだったし、そういうのも苦手。外も寒いので正直乗り気ではありませんでした。ただ、どうしてもって言うので付き合うことに。A君の家の前で、チョコを預りインターフォンを押そうとした時、隣の家に住む一つ学年下のB君が出てきました。
B君とはそろばん塾が同じで、お互いよく知っているのですが、私が手に何かを持っているのを見てニヤニヤーってしながら、何処かへ出掛けて行きました。はい、私がA君にチョコを渡したと勘違い。A君には無事渡せたのですが、その後大変でした。
次のそろばんの時、みんながいる前で「チョコ渡しにいったやろー」って言われましたね。代理で行ったと弁解しても、聞きませんでした。私のチョコなら、渡したと認めたかもしれませんが、本当に違うのだから。お調子者のB君は、面白おかしく言うのですごく恥ずかしくて嫌でした。その後もしばらく言われましたね(しつこい)。
きっかけの友人には別に悪くもないので何も思いませんでしたが、なんだかなーって思いながらチョコ渡しのお礼に貰ったチョコ菓子を食べていたのを覚えています。
私が子供の頃は、自宅へ渡しに行くのが普通でしたが、今もあるのでしょうかね?