明治のベストセラーグルメ小説『食道楽』紹介
食道楽とは明治時代に人気になった新聞小説というと『金色夜叉』や『不如帰』などいろいろあるが、そういった作品の中に、明治36年に報知新聞に連載されて人気を博した『食道楽』という小説がある。さまざまな料理のレシピや、食と生活に関する蘊蓄が満載の長編小説だ。この小説の影響で、『月刊食道楽』という日本初のグルメ雑誌が創刊されたり、ヒロインお登和の名前をとった「三銭均一食道楽おとわ亭」という料理屋ができて繁盛したりしたという。この記事ではそんな『食道楽』について紹介する。
『食道楽』は