2021年3月30日火曜日 10:10の日記
心地よいとか寂しいとかの、その間にある気持ちを、的確な言葉を選んで揶揄できる能力のことを文才と定義付けてます。
孤独と歓喜、熟語で表せてしまうところをセンテンスにしたり、色をつけたり物語にしたり音をつける、みたいなことです。
映画を見て面白かったねじゃなくて、これを作ろうと思った動機を想像したり
こんな作品を作ったという結果に至るまで
この人はどんな思考をしたんだろうと仮説を立てたり
制作者の意図を知ろうとする姿勢も必要
落ち込んでいる人を元気付けるのが上手い人は
文才がある人
素敵なお手紙を書く人は文才がある人
会話をしていて、その場ですぐ伝えるよりも、後でじっくり考えて、文章にして、やっとしっくりくる答えが出る、みたいな人も文才がある人
言葉に頼れる人は、言葉を信じている人は、文才がある人
やばいとかいいねを乱用しない人は文才がある人
0地点での事象を、100まで抽象化できるし、0.00000000001まで具体化もできる人は文才がある人
まるで写真のような文章、まるでクラシック音楽のような文章、まるで絵画のような文章がこの世にはあって、そんな風に思える文章に出会ったことがある人は、文才がある人
日記を書くのが好きな人、感情を伝えるにはビジュアルよりテキストだと思う人は、文才がある人
結局、できるできないより、好きか心地よいかに依存すると思います
日々…健気に頑張っております…