子宮内膜症と自然妊娠①

24歳になってすぐに、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)と診断されました。

思えば中学生からずっと生理痛が重く、高校生になる頃には生理の前後は通学できないほどでした。
生理期間でない時期も腹痛があったものの、最初は何の痛みかわからず、内科に通うも所見なし。
大学生のときに、意を決して婦人科に行くも「生理中だと検査ができない」と言われ、ボルタレン坐薬を処方され、生理が終わると痛みを忘れてまた次の月を迎える…を繰り返していました。

確実に「ヤバいな」と確信したのが、23歳が終わる頃で、生理が始まる2日前に、あまりの腹痛に呼吸ができなくなりました。
二階建ての実家で暮らしていたけれど、一階に降りることもできず、ほとんど開かない目でiPhoneから母に電話して助けに来てもらいました。

これはおかしいぞと、生理後に病院を受診して検査したところ、右の卵巣が12cmに腫れ上がってると言われました。
こんなんになるまで我慢するなとおじいちゃん先生に叱られ、手術したほうがいいとすぐに大学病院への紹介状が渡されました。
同時に「自然妊娠は難しいかも知れない」と告げられ、当時交際中の彼がいたわたしは、号泣しながら友人に電話をかけて病院からの帰路につきました。

後日、大学病院に向かうと「手術するにも空きがまだ先だから、とりあえず投薬治療」とのことで、ルナベルという低用量ピルが処方されました。
それを半年服用し続けたところ、医師もびっくりするほど効果があり、6cmに萎んでいました。
あ、ちなみに健康な卵巣は親指の先ほどのサイズのようです。
そこで2つの選択肢が提示されました。
・手術を受けるか
・ディナゲストというホルモン剤を服用するか
当時就職したばかりだったわたしは、手術で休めないと思い、ディナゲストの服用を選択。

定期的に通院し、ディナゲスト服用開始して2年後にはほぼ卵巣の腫れは治った状況になりました。
もう大学病院じゃなくても大丈夫だからと、通いやすい婦人科に紹介状を書いて貰い、大学病院を卒業しました。

ここまでで、内膜症発覚から約3年が経過していました。


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