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■求人広告の応募数を増やすには?-PART・7-■世の中には夜型の人だっている。

多様な働き方が浸透しつつある時代ですが、世の中では「平日9時から18時勤務で、土日休み」という働き方が常識かのような風潮が今だにありますよね。けれど、会社の人たちはよく呟いていませんか?「朝早く起きるのがダリぃ」と

「朝活しよう」「生活を朝型にシフトしよう」など、朝早く起きることが優秀な証拠であるかのような謳い文句も多いし、実際に現代の資本主義経済においては日中に活動する企業が多い。朝型生活の方がパフォーマンスを発揮しやすいのは事実だろう。

しかし、これだけエンタメが充実している時代だ。夜更かししたいよ、みんなさ。かつ、遺伝子レベルで夜型の人もいるそうで、そのような人たちにとっては朝型の生活や、早く起きて満員電車に乗り通勤することは苦でしかない。

※孫引きになってしまうが、参照に。
夜型は変えられない?「夜型人間が無理やり早起きした日を乗り切る方法」を睡眠医学の専門家に聞いた│#タウンワークマガジン (townwork.net)

ゆえに、もし求人広告を作る対象企業が「10時出勤」だったら夜型の人たちにとってメリットに感じるだろう。あとはシフト制の会社だ。時間帯が固定されておらず、夜まで働く可能性があるシフト制は一見応募を集める上で障壁になりそうだと感じるかもしれない。しかし、例えばシフト制で、13時から21時までなど昼から夜にかけた時間帯で勤務がある場合。「たまに朝ゆっくりできる時間がある」って、夜型の人にとって最大のメリットだろう。

なので、私は、
「11時にヨガをしてから出勤♪」
「9時に起きても余裕で会社に間に合います。」
…というコピーを書いたことがある。シフト制を嫌がる求職者が多いのは事実だが(いわゆるアフター5が楽しめないから)、シフト制で夜まで働く勤務がある場合の求人広告では、思い切って昼型の人を狙わない戦略もありだ。上記のコピーを書いた広告はターゲットを夜型の方にしたので、応募数はそこまで多くはなかったが、採用数はある程度確保できた。

私たちの「当たり前」を一度とっぱらい、夜型の人に焦点を当てた例であるが、根本的には「朝早く起きるのがダリィ」というマジョリティに向けて訴求したことで功を奏したようにも思う。リモートワークが難しい仕事、かつシフト制の募集で、意外と刺さりやすい訴求軸である。

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