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■求人広告の応募数を増やすには?-PART・3-■「手に職つけよう」は女性にとって金言なのだ。

いやー。更新大分遅れました。
なんでかって、なってしまったんですよ。

コロニーですよ。

しんどかったぁぁぁぁ。
先週はほぼ症状はなかったですけどね。
咳も続いていたし、疲労感も半端なかったです。
(異常なほどすぐ眠くなって、休日は1日15時間くらい寝た)

さて、元気になったことですし、まいります。

今日の求人広告作成のポイントは「手に職」。


私が携わっている女性向け転職サイトを見ると、まあ頻繁にこの手の広告をよく見かけます。
10広告中1広告はこの訴求なんじゃないですかね。(言い過ぎかもですが)
何でかって、最近IT企業やWeb系企業の採用が増えてきているから。
「専門スキルが身について、将来安心だよ」ってアピールはとにかく女性に刺さるのです。

今まで10年間ほど求人広告に携わってきましたが、この訴求で外すことはあまりないです。(給与面などの条件がよほど悪いか、ネタがないのに無理やりこの訴求にしている以外)
私がいる会社には求職者の応募動機をお聞きする専門部署があるのですが、
その部署で働く人に聞くと、「資格が取れそう」「専門スキルを身につけておきたい」っていう志望理由を話す方はかなり多いそうです。

昔からヒューマンさんや通信教育講座でも、
医療事務講座などが人気が高い。

私の会社が実施している転職希望者アンケートや
先述した専門部署の話を聞いている限り、女性の社会進出が進んだ今でも、
出世したい、稼ぎたい、成長したい、という意欲よりも
「安定的に、安心して生活したい」という心の安寧を求める傾向は
女性の方が多い印象がある。
(それは、男性は狩猟、女性は食料の準備をしていたという原始時代からのDNAに紐づくものなのか…根拠はないが)

だから、「働きながら手に職がつく」というのは
この上ない金言なのだ、と思う。

私はそうした背景から「手に職がつく」という訴求で広告をよく作るが、
差別化を図るために「みんなで手に職」というワードをコピーにして広告を作成したことがある。

仲のよさそうな4人ほどの女性たちが和気あいあいとしている写真と共に
上記のコピーを載せることで、「孤独感がない」「勉強をみんなで乗り越えられる」いう点を+アルファの要素にして打ち出したのだ。

ターゲットは20代前半女性。
大学時代にコロナ禍でリモート学習などを経験し、ビジネス研修もリモート。孤独感を覚えている人が多いとニュースで耳にしたことがある。

私が担当した企業は、最初の研修の段階で、希望があれば同期の仲間と一緒に座学形式で研修を受けられる。リモートワークが当たり前になっている今、仲間意識を求めている人は少ないのではないか、という疑念は少なからずあったものの、これがまあ、応募がきた。1か月で100件以上。差別化を図れた点と、仲間や友達を求める20代の女性の心に届いたのだろう。

「手に職がつく」は、求人広告の鉄板だ。
だが、その訴求軸に甘んじることなく、その企業ならではの魅力を下にちょっと工夫をしてみる。すると、さらに訴求力が高まるはずだ。
そして、単純に会社の魅力をアピールするだけではなく、今の時代背景、人気の志望理由をチェックすることは求人広告の応募効果を図る上で改めて重要なのだ。

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