見出し画像

はじめてのVRとしてOculus Questを購入した感想VRChat編その1 ~ぼっち気質が身についていると迷走しやすいってことがよくわかる~

 未だに夜寝る時にVRを遊ぶ夢を見る。確実に目をつぶっている感覚があるのに、VR越しに部屋の中が見えるというのも不思議な話だ。

ソロVRChat

 さて、Oculus Questを買うにあたり、やはり気になっていたのはVRChatだ。

 この記事でも書いたが、購入二日目の時点で私はVRChatに潜入し、初心者案内を受けている。案内してくれた方も何人かフレンド登録してくれたし、最初のハードルは軽々突破して、これからはめくるめくVRChat生活が始まるのだろうと、当時の私は思っていた。

5/5(火)
 初めてのVRChat潜入から3日が経った頃、私は未だにVRChatにログインすることができずにいた。もちろん他のVRゲームが面白かったためである。決してVRChatへ潜ることが怖かったわけじゃない。もちろん嘘だ。いや、他のゲームが面白かったのは本当だが、私は意識的にVRChatへ行くことを避けていた。

 それはなぜか。
 集団の輪に入るのが苦手系コミュ障だからだ。
 「はい、二人組作ってー」がトラウマワードの人間というのは実在する。

 なお、初心者案内&フレンド登録してくれた方々の名誉のために言っておくが、この方達は『JOINできる時は気楽に遊びにきてね~』とまで言ってくれている。

 だが、無理なものは無理!!!

 一番最初は『チュートリアルワールドに行くのが良いよ!』という定説があったため、そこに向かうことに対する抵抗は薄かった。最悪誰にも声をかけられなかったとしても(この時点で受け身だが)チュートリアルを一人で読みながら進んでいけば特に問題ないと思った。

 だが、ボーナスタイムは終わり、再び私は一人になった。
 さらにこの頃、ぼっち促進させる機能を知ってしまったのも不味かった。それは『ワールドのインスタンス化』という方法だ。
 VRChatにはワールドと呼ばれる場があり、そこに集まってみんなでワイワイしている。一般的なチャットのルームみたいなものだ。インスタンス化というのはそのルームを分けて自分の部屋にすることができる。
 こうするとフレンドのみ招待したりプライベート化することができる。
 だが逆に言えば、招待さえしなければ一人でワールド探索できるのだ。

 この機能を知った私はこの日「Himiko Avatar World : Quest」というワールドに行ってみようと考えた。
 星のカービィ スーパーデラックスに、特定のコピー能力に変身できる装置があると思うが、VRChatにも同じようにアバターを変身できる装置がある。しかし版権的に怪しいものも多いらしい。
 その点「Himiko Avatar World : Quest」では製作者に認可されたアバターのみ置いてあるらしく、安心してアバター探しをすることができるという話だ。

 見てみるとその時点でのpublic(みんな入ることができる公開部屋)の入場者は0名だったが、インスタンス化することに迷いは無かった。あとから誰かが入ってきたら、私はきっと逃げてしまうからだ。

画像2

画像1

画像3

 こんな感じでひとしきり各種アバターを楽しんだあと、
 私はVRChatを終了し、そそくさとBeat Saberを遊び始めたのだった。

そしてモデリングへ

 そこまで他人と接するのが嫌ならやめてしまえばいいじゃないか、という声が聞こえてくる気もするが、VRChatを楽しみたいという気持ちは本物なのだ。
 だが、どうしても恐ろしい。頭ではわかっていても心が納得してくれない。

 ……そう、それならば心を奮い立たせる何かがあれば良いのではないか!

 VRChatにはアバターをアップロードして利用できるようにする機能がある。だが荒らし防止のためか、この機能はVRChatを訪れたばかりの新人では利用することができない。ログインし、フレンドを作り、ワールドを駆け巡ることでランクが上昇して機能が解放されるらしいのだ。

 ならば、アップロードするためのアバターを作ってしまえばいい。そうすれば、そのアバターをアップロードするためにガムシャラになれるのではないだろうか。
 私がこの結論に達するのは容易いことだった。

 アバターの制作についてザッと調べたところ、
・下絵を用意。
・Blenderを使い3Dモデリング。
・Unityに読み込ませてなんやかんやしてVRChatに入れる。
 という流れが良さそうだった。

 モデリング初心者の場合、すでにあるフリーの3Dモデルなんかをベースにして自分好みに改造してみるのが一般的のようだが、ここで私のひねくれハートが出てしまった。
 とりあえず1から全部試しに作ってみようと思ったのだ。
 おそらく途中で挫折する可能性は非常に高いが、それならそれで途中で切り替えれば良い。ダメ元という言葉は嫌いじゃなかった。

 そういうわけで私は今、モデリングをするための下絵を描いている。数日かけて完成したのがこれだ。

3Dにゃんだカナ用イラスト

 クリップスタジオペイント(クリスタ)にある3Dデッサン人形は非常に便利だ。数ヶ月しか絵の練習をしていない私でもそれっぽい感じに描けてると思う。いや、客観的に見たらクソ下手なのはわかってるんだけど、私は自分の絵が結構好きなのだ。

キャラクター2

 ちなみにキャラクターデザインは一年半ほど前に私がやっていた上のVtuberキャラが元になっている。これは『キャラクターなんとか機』というので作ったものなのだが、すごく可愛くて気に入っている。

 正面絵が完成したら、次は真横からの絵を描くらしい。
 すでに疲れてきたが、もうしばらくは頑張っていきたい。継続して何かをやることはとてもとても苦手なのだが、絵を描くことも文章を書くことも好きなのだ。
 そして人と話すことだってたぶん好きだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?