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【第三章 パンツの色とその属性】 赤

主人公的パンツ・赤

あの時「赤」という色に対して、男である私は下着として着用することに抵抗があったのですが、「奇跡を起こす赤パン」がきっかけで、「赤」を自分自身に積極的に取り込むことになりました。

ですので、パンツ学上での赤は【主人公 (積極性のある中心的存在) 】と考えます。


赤という色は、昔から血や火の色と連想されていて、更に人を高揚、興奮させる色だとされていたそうです。
しかも人間の目は、赤に対しての感度が高いということで、注意を喚起する赤信号にも使われていますよね。
消防車とか消火栓とか。郵便ポストもだね。

なるほど、その特性を利用して「目立つ」ということも狙えるわけです。
ま、赤パン履いてても「おまえ、もしかして今日赤じゃない?」とか言われないでしょ。

そして、赤といえば《還暦》の話を避けて通ることはできません。
実際「赤パン」の話をしたときにも「還暦の赤いパンツか〜い?」と小馬鹿にする方もいましたから。
まぁまぁ確かに。

《還暦》を迎えた人が「赤いちゃんちゃんこ」を着ることは皆さんご承知のことと思いますが、私はその理由までは知りませんでしたので、調べてみたところ・・・


“ その昔、「干支(かんし)」という「60回で一周する暦(こよみ)」が中国から伝わり、 その暦が一巡した60回目の誕生日を迎えた人は「赤ちゃん」に戻ると考えられていた。
昔の医療スキルや衛生面などの問題で、当時は赤ちゃんの死亡率が高く、生まれてすぐに「魔除けの色」とされていた「赤」の産着などを着せ、元気に育つよう願った。”

とありました。

なるほど。やはり「赤」という色には力があって、現代でもそれを風習として続けていたのですね。

「赤いパンツ」は健康に良い、と言われたことも単なる噂ではなかったんだ・・・。

私の身に起こったことは、いわゆる健康的なことではありませんでしたが、いずれその時が来たら、恩恵に預かれるのかもしれません。

「赤」にまつわるお話は「ちゃんちゃんこ」だけでなく、人と人を繋ぐ「運命の赤い糸」の伝説も実は中国からの伝来。

やはり、古代中国の思想である「風水」的な観点での検証は有効です。


陰陽五行説・風水学としての「赤」

私はもともと「占い」とか「縁起」とか、そういったものにはあまり興味がありませんでしたが、2013年に事業で台湾に進出した際に、日月命理館の魏嘉誾 ( ウェイ・ジャイン ) 老師と出会い、風水に興味を抱かせていただきました。先生は、台北101の風水鑑定も行う超有名人。

風水は通常、陰陽五行説からの流れで方角を大切にしている考え方なので、インテリアでよく用いられますが、ファッションにも効果があると言われています。

その風水の起源となっているのが「陰陽五行説 ( いんようごぎょうせつ ) 」です。
「万物は木・火・土・金・水の5種類の元素から成る」という考え方で、この各々のエレメントに「色」も象徴として表されます。

ちなみに「火 ( 方角は南 )」が「赤」です。
五情、いわゆる感情としては「楽しむ」を表しています。

パンツ学では、今のところ方角までを絡めていませんが、将来的にはこの陰陽五行説との関係を紐解いてみたいと思っています。

決断力 → 仕事運
波動の高揚 → 統率力 → 積極性を高める
体温を上げる → 健康運 → 気力・体力を補う

これが陰陽五行説と風水学における「赤」の特性になります。


色彩心理学としての「赤」

色彩心理学は、色彩論を唱えたドイツの詩人「ゲーテ」、真言宗の開祖である「空海」、精神分析学の「フロイト」、分析心理学の「ユング」、心理療法を確立した「アドラー」などが「心理と色の関係」に着目した学説が基礎となって現代でも積極的に用いられています。

その後、人間の心理や反応、行動の現れ方などが色彩の受け取り方によって変わるということが、様々な学識者によって研究されてきました。

生理学などにも密接な関係があるので、パンツ学の「根拠を示す」としたら最適な学問ではないかと思っています。

色彩は、視覚を経て脳の視床下部 ( ししょうかぶ ) 、すなわち「自律神経」の中枢に “ その情報 “ として伝達されます。また、なんと皮膚からも「情報」として色を感じ取っていることも立証されているのです。

だから「赤いパンツ」は健康に良いと、実しやかに囁かれていたのですね。

そして、皮膚が感じた色情報は、当然のことながら意思とは無関係に「自律神経」を作用させて、「ホルモンの分泌」を促すのです。


積極的になる ( 交感神経優位 = 心拍数が上がる = 体温があがりアクティブに )
情熱的になる ( ポジティブ思考 )
心と意識をクリアにさせる
感性・感覚が鋭くなる
興奮を促進する

これが色彩心理学上での「赤」の効果です。
これはもう「ゾーンに入ったような状態」ですね。

私は図らずも恩恵を受けたことがきっかけでしたが、身につけながら探求していく過程でも「赤」という色に非常に強い力を感じるようになりました。

もしパンツ学に根拠を求めるとしたら「陰陽五行説・風水学」と「色彩心理学」が良いかもしれません。

ご覧のように、2つの異なる学術においても「べクトル」がほぼ同一で、私が体感したことを比べてみても合点がいきます。

そして、パンツ学としてのポイントは・・・

# 全ての願望に対して最強の色なので、今日!という日に。
# ビジネスで何かを達成したい日。
# 勝負に負けられない日。
# 恋愛成就したい日。

赤はこんな日に最適です。特にここぞという時に気持ちを上げてくれることは間違いないので、仕事などへの活力にも良い影響を与えてくれると思います。


【第三章 パンツの色とその属性】 最適な赤パンの選び方
へ続きます。

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