見出し画像

2021年アニソン☆ベスト21

2021年のアニメで好きな曲をまとめました。
(ジャンルを問わず載せています。ご了承ください。)

※ランキング形式ではありません。
※アニメによって文章量に差があります。


BEASTARS


YOASOBI「優しい彗星」

ストーリーが進むにつれて「優しい彗星」がもっと好きになりました。

MVには24話の1シーンが描かれています。2期の最終回(24話)だけエンディングの「優しい彗星」がオープニングで流れました。

歌詞には”ルイの無い日々“や”別れの息吹イブキ”と二人の名前があるように、ルイとイブキがテーマの曲です。

この歌詞からも二人の関係性がどんな変化をもたらしたか分かるようでした。

守るべきものがあれば それだけで
こんなにも強くなれるんだ

アニメ・MV・歌詞がリンクしているので、まずアニメの24話で泣いてMVを見てまた泣きました…


2.43


yama「麻痺」

このオープニングは聴いた瞬間好きになりました。
疾走感のある曲調とyamaさんの中性的な声がとてもカッコいいです。

主人公・黒羽くろば祐仁ゆには高い身体能力を持っていながら、プレッシャーに弱い一面があります。「麻痺」は自分の弱さや葛藤を歌っていますが、応援歌にも聞こえました。キャラクターに近い心情で自分を奮い立たせる歌詞が良かったです。

また語尾に「〜よな」「〜だな」が続いているのが特徴的でした。誰かに語りかけているようにも、ユニが自身に問いかけているようにも聞こえます。


魔道祖師


Aimer「季路」

魔道祖師を見ていた人は分かると思いますが、しんどい展開が多いアニメです。(公式が「# 魔道祖師しんどい」でアニメの感想をツイートしてね!と促してるくらいなので…)

特に辛かったのは第十一話「悲しき別れ」でした。この本編の後に聞く「季路」はめちゃくちゃ心に染みます。もう涙ボロボロ流しながらエンディングを聴いていました。エンディングのイラストも美しくて、いつも余韻に浸っていました。

個人的に2021年のベストエンディングです!


エスケーエイト


Rude-α 「Paradise」

エスケーエイトといえばこのオープニング!

エスケーエイトはスケートボードがテーマですが、競技ではありません。あくまでバトルものを描いています。しかも「ただ楽しいから滑る」という理由です。

アニメでは真夜中に山奥のSエスでビーフをしたり、街中でスケートをして警察に追いかけられたりする場面がありました。エスケーエイトはそういったスケートボードのアンダーグラウンドな部分を描いています。

※もちろんスケートボーダー全員がそうではありません。作中でもジョーとチェリーは高校生の頃は不良で、暦とランガも学校でスケートをして先生に怒られるヤンチャな高校生の設定でした。そもそもSの危険なレースに参加する時点で”はみ出し者”として描かれています。

この世界観にRude-aさんの「Paradise」がとても合っていました。ラッパーのRude-aさんの声質はSエスの危険な雰囲気やビーフのスリル感ともマッチしています。

オープニングとアニメの映像もぴったりです。カウントから始まり、暦とランガのダンス、キャラクターごとの紹介カット、全員でスケートを滑るシーンなどテンポ良く切り替わるので、オープニングからワクワクしました。

☆アニメ全体の感想はこちらに書いています。


怪病医ラムネ


saji「アルカシア」

アニメはギャグシーン多めですが、ジーンとくる話もありました。ラムネ先生とクロの出会いを描いた10〜12話は特に印象的でした。

10話以降に二人が知り合った経緯が描かれています。その過去を知ってからエンディング「アルカシア」を聞くと、もう…泣けます…

本当に優しくて心が温まる曲です。この辺りの歌詞はクロの言葉のようでした。

独りだった僕に居場所をくれた
「一緒に帰ろう」
その一言にどれほど僕は救われてきたのだろう

過去を知るとより歌詞に重みを感じます。1話〜9話の会話からは想像できませんでしたが、クロがラムネ先生にとても感謝していたことが分かりました。だからこそ二人は師弟関係が成り立っているんですね。

この感動的なエンディングの何がずるいって、オープニングとのギャップです。オープニングの「SHAKE!SHAKE!SHAKE!」はノリノリな曲に対し、エンディングは心温まる曲で視聴者を泣かせにかかっていました。

ほんと目からマヨネーズ出そう…


約束のネバーランド


Myuk「魔法」

このエンディングすごく好きでした。
「魔法」というシンプルなタイトルがぴったりくる、どこか幻想的な曲です。

それでいて少し懐かしさも感じました。
Myukさんは自然と耳に馴染む優しい声で、うとうとしてしまいそうな心地良さです。現実と夢の間に読む小説のような…そんなイメージがあります。

この曲はただただ好きでよく聴いています。


東京リベンジャーズ


Official髭男dism「Cry Baby」

出だしのインパクトがマジで胸ぐら掴まれたような衝撃でした。挑戦的な歌詞も東京リベンジャーズっぽくて良いですよね。繰り返される転調もけしてしつこくなく、むしろワクワクするのはアニメの展開そのものです。

まさに不安定な所で不穏な雰囲気を醸し出しています。大切な人を守りきれず何度もタイムリープを重ねる武道タケミチのようです。過去の行動が未来を左右するので、アニメの視聴者としても「どうして?!」と叫びたくなりました。

「Cry Baby」は希望と絶望が交互に訪れるジェットコースターのような曲です。感情がぐちゃぐちゃになりながら、いつの間にか武道を応援しています。

頑張れ…泣き虫のヒーロー!


美少年探偵団


sumika「Shake & Shake」

このキラキラした感じ!まさに美少年探偵団!!
オープニングのサビでキャラがダンスしていますが、本当に踊りたくなるような曲です。

sumikaさんのMVもハッピーがたくさん詰まっていました。コーラスの方達が魚を持っていて「なんでだろう?」と思ったら、鮭…しゃけ…Shake!という感じのシャレでした。(よく見たら壁にOKAKAもある🐟)

MVだけでなく歌詞にも遊び心が感じられます。
言葉遊びみたいで耳から聞いても楽しい歌詞でした。「あっちいってこっちいって」「寄ってらっしゃい見てらっしゃい」などリズミカルな言葉が多く、思わず口ずさみたくなります。


ましろのおと


BURNOUT SYNDROMES 『BLIZZARD』

三味線ってこんなにカッコいいんだ!と思わせてくれた曲です。
「ましろのおと」は津軽三味線をテーマにした作品で、オープニングのBLIZZARDにも三味線が使われています。(ちなみにタイトルのBlizzardは英語で”大吹雪”を意味する単語です。)

ギターやドラムといったバンド音楽に三味線がこんなにかっこよく活きてくるとは思いませんでした。この楽曲をさらに引き立たせていたのは、掛け声と和歌です。こちらは主人公・澤村せつ役の島崎しまざき信長のぶながさんが参加しています。

- - - - - - - - - - -

エンディングの「この夢が醒めるまで」も好きでした。加藤ミリヤ feat.吉田兄弟のワードにビビりましたが、こちらもバチバチにかっこいい曲です。


Fairy蘭丸


5 to HEAVEN「夭聖哀歌」

「夭聖哀歌」はムード歌謡風の曲です。Fairy蘭丸の曲は全部好きでキャラソンのCDも買いました。

アニメもめちゃくちゃ面白かったです。
初めて菱田監督の作品を見たので、予想外の展開に毎回驚かされていました。(”Fairy蘭丸”で検索すると大体「やばい」が出てきます)

本編とは打って変わって、夭聖哀歌は哀愁漂う曲です。サビの「今日も昨日も先週も先月だって一生懸命働いたのさ…」は特に哀愁を感じました。

夭聖ようせいも色々苦労してるんだなって…

☆アニメ全体の感想はこちらに書いています。


憂国のモリアーティ


STEREO DIVE FOUNDATION「OMEGA」

最後の事件(24話)の後にぜひ聞いてほしい曲です。

エンディングはSTEREO DIVE FOUNDATIONが担当しています。1期はALPHA、2期はOMEGAという曲です。タイトルの意味が気になって調べてみたところ、おそらくギリシャ語が関係しているように思いました。

ギリシャ文字の最初はAアルファ、最後はΩオメガです。つまりAアルファΩオメガで「最初と最後」、そこから「全て」や「永遠」といった意味もあるようです。この意味から考えるなら、1期と2期でモリアーティプランの始まりと終わりにも取れます。

1期の「ALPHA」は”初動の契り・必要悪”といった単語がありました。この歌詞には正義のために罪を背負う覚悟を感じます。一方で2期の「OMEGA」は”最期の日・終わらせて”という単語から幕引きを予感させます。主にウィリアム自身の心情を歌っているようでした。

ただの解釈なので正解は分かりませんが、二つのエンディングには心境の変化がありました。どちらも信念は変わりませんが、OMEGAの方がより心の内が語られています。本編とリンクしている歌詞も多く、ウィリアムの苦しみが伝わりました。



オッドタクシー


スカートとPUNPEE「ODDTAXI」

ゆったりした曲で一度聞いたら頭から離れません。

アニメを見ていた人はMVをさらに楽しめるのではないでしょうか。実物のハートのボールペンやアニメのキャラクター、声優さんが登場しています。

アニメ版のオープニングも好きでした。キャラクターの特徴を出しつつ、ポップな絵柄が可愛かったです。またアニメの伏線になるシーンもあって、オープニングからネタバレしていたのか!と後から気づきました。

オッドタクシーは本当に面白いので、ぜひ見てほしいアニメです。

☆アニメ全体の感想はこちらに書いています。
(※リンク先にネタバレがあります)


天官賜福


シド「慈雨のくちづけ」

天官てんかん賜福しふくは魔道祖師と同じ墨香モーシャン銅臭トンシウさんの作品です。
原作はどちらもBL小説ですが、アニメはブロマンス仕様のようでした。実際にアニメを見たところ、魔道祖師(前塵編・羨雲編)はダークファンタジーが強めで天官賜福の方がよりブロマンス色を感じました。

オープニングの「慈雨のくちづけ」はラブソングです。
長年秘めていた恋心を歌っています。

アニメ1期は三郎サンランの正体が判明したところで終わりました。ただし三郎がどんな思いで謝憐シエリェンに近づいたかは明らかにしていません。つい最近にも、本国版の第二期PVが公開されたので2期でどう展開していくか楽しみです。


RE-MAIN



ENHYPEN「Forget Me Not」

夏の爽やかさを感じる曲です。

イントロでギターのひずんだ音が印象的でした。歌は「昨日と違う自分へ 今日の空へ叫べ」というフレーズから始まります。この透明感のある歌声がオープニング全体を爽やかに見せてくれました。

オープニングで個人的に好きな場面が二つあります。一つ目はRE-MAINの文字が表示される直前の水のシーンです。水中のみなとが顔を出すような流れで、水底→水中→青空と切り替わる描写は目を奪われました。アニメか実写か分からなくなるくらい水の透明感が綺麗でした。

二つ目はトレーニング中の牛窓です。単純にほっぺがぷくぷくしてて可愛いかったので癒されました。

あれ実際はかなりしんどいだろうけど…

 ☆RE-MAINの感想は完成次第、公開する予定です。


かげきしょうじょ‼︎


saji「星のオーケストラ」

「かげきしょうじょ‼︎」はすでに何度かnoteで紹介しているので、省略しようと思いましたがやはり外せませんでした…

オープニングの「星のオーケストラ」は歌劇団でスターを目指す彼女たちにぴったりな曲ではないでしょうか。希望に満ち溢れた歌詞がとても眩しいです。

☆アニメの魅力はこちらの記事に書いています。


うらみちお兄さん


いけてるお兄さん・うたのお姉さん「ABC体操」

うらみちお兄さんらしい?歌です。
いけてるお兄さんを宮野真守さん、うたのお姉さんを水樹奈々さんが演じています。

また子供番組の設定のため劇中歌が多めです。ただでさえ豪華声優が揃っているのに、こんなに歌が聞けるとは思いませんでした。独特な曲で面白かったけど宮野さんと水樹さんは大変だっただろうな…笑

「うらみちお兄さん」はギャグアニメに見えて、疲れた大人に哀愁を感じるアニメでした。あそこまで死んだ目はしてないですが、たまに「分かる…」と共感してしまいます。

がんばれ、うらみちお兄さん…


海賊王女


JUNNA「海と真珠」

海賊王女にふさわしいオープニングです。

力強い歌声と冒険が始まるようなイントロにはワクワクしました。「hey oh hey oh」の歌い出しだけで壮大な世界観を感じます。これを聴いて、このアニメ絶対面白いじゃん!と期待が膨らみました。

オープニングの冒頭でフェナが歌う演出も好きです。JUNNAさんの抜群の歌唱力と合わせて見ると、主人公のフェナも活発で芯の強いキャラクターのように見えました。

女の子が主役の冒険ストーリーで「海と真珠」のような王道アニソン系は逆に珍しく感じました。

個人的に大好きなオープニングです!


さんかく窓の外側は夜


フレデリック「サイカ」

さんかく窓は原作から楽しみにしていた作品です。
どこか薄暗いイメージがあったので、オープニングの「サイカ」はポップなサウンドから始まるのが意外でした。

また「燦々さんさんと夜が明けたら」の言葉も新鮮でした。「燦々」と言ったら、まず太陽などの光を思い浮かべると思います。私なら太陽が真上にある時間帯の眩しい光を想像しますが、ここでは同じ太陽でも夜明けを指しています。

そこから考えると「さんかく窓の外側は夜」は夜が明けるまでのストーリーだなと思いました。キャラクターには霊を祓う人がいれば、人を呪う人もいます。視える人と視えない人、信じる人と信じない人など様々です。

そして心に闇を抱える人もいました。心がずっと暗闇にいたら、夜明けの太陽も燦々と輝いて見えるはずです。「サイカ」には闇が晴れたあとの希望を感じました。

燦々と夜が明けたら
もう一回最後まで笑い合おうよ
ふたりで夢を見るんだ

今では大好きな曲です!!

☆アニメが終わったら、さんかく窓の感想もいつか書きたいな〜と思っています。


王様ランキング

yama「Oz.」

このエンディング、可愛いのに泣けるんですよ…

印象的だったのは2話の「王子とカゲ」です。
(※以下は2話のネタバレを含みます)

ボッジ王子はダイダとの決闘でボロボロになりました。そんな時にカゲは「この先何があってもお前の味方でいたい」と告げます。王子はボロボロ涙をこぼしながら笑顔で返事をしました。

この会話の前にカゲの過去が明らかにされています。家族が殺されてしまい、カゲは一人で生きていました。また王子は家族がいますが、口をきけないため周囲から馬鹿にされていました。

この二人にウルッときたところで流れるのが、yamaさんの「Oz.」です。歌い出しが「ひとりぼっちにはさせないでよ」から始まり、「ひとりぼっちにはさせないよ」で終わります。歌詞を聞くとさらに涙が止まらなくなりました。

こんなに泣けるアニメだと思わなかったです。


ヴィジュアルプリズン

O★Z「残酷シャングリラ」

今期のミュージカル枠だと(勝手に)思っています。
良い意味で…

ヴィジュアルプリズンは声優さんのアーティストPVがきっかけで知りました。LOS†EDEN「BLOODY KISS」を見たとき、V系のメイクをしていたので声優さんだと気づきませんでした。

気になってPVを見ると、江口拓也さんの「…愛してやろうか」があまりのイケボで歌が入ってきません。PVが衝撃的だったのでアニメを見始めました。

オープニングは別グループのO★Zが担当しています。
「残酷シャングリラ」は冒頭の歌い出しと、アンジュのAh〜がとくに好きです。


色づく世界の明日から(再放送)


ハルカトミユキ「17才」

こちらは2018年に放送したアニメです。
(2021年秋の再放送を視聴しました。)

主人公の月白つきしろ瞳美ひとみは幼い頃に色覚を失っていました。オープニングは瞳美の視覚を反映するように、モノクロの世界から始まります。日常風景が徐々に色づいていく様子がとても美しいです。

サビに入ると一瞬で画面が華やかになりました。キャラクターが走る映像に合わせて、曲も疾走感が増していきます。夕陽をバックに楽しげに会話する姿は、青春の1ページのようでした。


♢♦︎♢


2021年にちなんで21曲を選んでみました。
あくまで個人的なベスト21ですが、皆さんの好きな曲はありましたか?

21曲といっても、思った以上に好きな曲があって選ぶのが難しかったです。様々なアーティストさんが主題歌を担当されていて、アニメから音楽を知るのも楽しみの一つになりました。

気になる曲があればぜひコメントで教えてください!
(もちろん上記に無い曲でもOKです)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?