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心に振り回されない、精神について

過去、退職するあたりで、めっちゃ悩み。自分がおかしいのかと思っていたころ。ネットで出会った心理カウンセラーさんのブログが面白くためになり、本をたくさん買いました。それはそれで良かったと思います。助けられたと思います。でも自分の不安感が消えなかった。たぶん心の動きを重視しすぎたからと思います。

齋藤孝先生の「図解 菜根譚」を読みました。興味深いと思ったのが、「精神と心を分ける」という考え方でした。心は気分で上下する。でも、精神はそういうものじゃない。だから精神の師となる古典を持とう、という内容でした。昔の日本人の精神は論語と仏教に支えられてきたと。ニーチェとか、そういう例もあがってました。

私なら、こんなに落ち込んでしまう弱い私はダメだと思い悩む時に、そうだみんな煩悩あるんやん、と仏教の考え方を思い出せるだけで違うだろうなと思うようになりました。

少し前までは、「なぜこんなに心がかき乱されるのか」と「なぜ」と思い悩んだと思うのです。(弱いから?過去にトラウマがあるから?など)でもそこで、なぜ?を追求するより、そんな時はこうすれば心が晴れますよ!という良識をあたえてくれる、何かの考え方、いわゆる「精神」が助けてくれるのだと。ストレス対処法とも言えなくもないけれど、私にとってはそれよりも根本的に自分を支えてくれそうと思います。

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