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しわしわごくごく(近況)

・僕は「師」ではないのだが、12月になってから急に忙しくなり、更新が止まっている。とりあえず近況を箇条書きにするぐらいのことはしておこうと思う。直近から遡り、思い出せなくなったら終わり。

・ちなみにこの記事のサムネイル画像は、じゃがいもみたいな石。

・12月の異称には、「師走」のほかに「極月」というものもあるらしい。ごくげつ。いい響きだ。

・最近気になることと言えば、やはり大谷翔平の大型契約と飼い犬。「デコピン」に漢字をあてるなら「額平」かなと思う。翔平、一平、額平。並べるとシリーズっぽくていい感じだ。今年の漢字も「平」でよかったのでは?

・昔は欲しいものを必ず届けてくれたサンタさんが、今年は何も持ってきてくれなかった。落胆しながらツイッターを開いたら、通知欄に「サンタさんがあなたのツイートをいいねしました」の文字。僕はいつから承認を欲して生きるようになったのだろう……

・……というジョークを思いついたが、この発想は何番煎じなんだろうか。

・高校3年生の12月ごろの自分が力を振り絞るために King Gnuの『飛行艇』を再生し続けていたことをふと思い出し、大音量で聴いてみると、やっぱり元気が出た。音楽の持つ力に感謝すると同時に、うっすらと恐ろしさも感じる。大好きな小説の一節が頭をよぎる。

「音楽は心を強姦する。意味なんてのは、その上で取り澄ましている役に立たない貴族のようなものだ。音は意味をバイパスすることができる」

伊藤計劃『虐殺器官』

・友達と『チャーリーとチョコレート工場』を観た。今公開中の映画ではなく、ジョニー・デップがウォンカを演じているものだ。幼少期に観ただけだったので新鮮な気持ちで鑑賞できた。いまさら僕が言うことではないのだが、本当に名作だ。工場に招待されるのが子どもたちだけではなく、子どもたちとその保護者であるということの重要性に、幼いころにはまったく気付けなかった。

・映画に詳しくないことが、ちょっとしたコンプレックスになっている。おすすめがあれば教えてほしい。

・この日プレイしたボードゲームで、「深夜のコンビニでバイトしている」「全身サイボーグ化した」「天使」というキャラクターが生まれたのだが、あまりにもツイッターマンガにありそうすぎる。僕の妄想では、自殺願望のあるプログラマーといい感じの関係を築くことになっている。

・米澤穂信『冬季限定ボンボンショコラ事件』が発売される見込みらしい。楽しみだが、小市民シリーズが終わってしまう寂しさもあり、複雑な気分。この気持ち、まるでほろ苦いキャラメルのよう。適当だけど。

・新しく買ったバスタオルがあまりにもフワフワすぎて怖い。バスタオルではない「なにか」を家に持ち込んでしまったのではないかという不安に駆られている。そういう怪異だったらどうしよう。

・新しいタオルの方が正常で、何年も使い続けていた古いバスタオルがもはやバスタオルではない「なにか」になっていただけという可能性も、もちろんある。信じたくはないが。

・とりあえず以上。残り半分の極月(ごくげつ)も、頑張って生き残りましょう。ごくげつごくげつ。