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うるうるどしどし(近況)

・この数週間、いろいろな飲み会があって楽しいのだが、ここに書ける内容はあんまりない。仕方がないので、今日考えたちょっとしたアイディアを対話文形式で書いてみようと思う。間違いなく既出のありがちな内容だが、一旦形にすることにも何らかの意義はあるだろう。

・ちなみに今回のサムネイルは、一瞬マツケンサンバに見えるマツエクサロン。

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・今日のアイディア、その1

A「今回のエレベーター故障、部品の経年劣化が原因らしいじゃないか。どうして交換しなかったんだ」
B「しかし、まだ耐用年数を迎えていませんでしたので」
A「いや、そんなはずはない。あのエレベーター、耐用年数は20年だろう? 設置されたのは1996年で、もう28年経つ」
B「1996年の、2月29日です。今日でちょうど7回目の設置日を迎えますね」


・今日のアイディア、その2

A「お隣のNさん、最近犬の散歩を家事アンドロイドに任せているらしい。確かに飼い主は運動せずに済むから便利だろうが、ちょっと愛が足りないとは思わんかね? ワンちゃんが可哀想だ」
B「うーん、そうかしら? 私は、それも愛ゆえの選択だと思うけどね。……そんなことよりあなた、ポチの散歩に行ってくれない? お外に出たくてうずうずしてるみたいなのよ」
A「よし任せろ。しかし、先月ポチが家に来たときは、犬がこんなにかわいい生き物だとは思わなかったよ。それじゃ、行ってきます」
B「はい、行ってらっしゃい。
……そう、愛ゆえの選択なのよ。運動不足解消用の散歩補助アンドロイド、ポチを購入したのもね」


・今日のアイディア、その3

A「この探査アンドロイドに自己複製機能を実装しようと思う。そうすれば、未知の惑星でもその土地のリソースを取り込んで増殖し、探索効率が指数関数的に増加するはずだ」
B「しかし、このアンドロイドは高度なAIによる自律制御で、プログラムの細部はブラックボックスだろう? お前にそんな実装が可能なのか?」
A「簡単だよ。とりあえず自己複製プログラムをインストールした後、そのプログラムを実行することで報酬ポイントが与えられるように設定して、しばらく学習させるのさ」
B「なるほどな。……いや待て、そのやり方だと、プログラムの実行と即時中止を高速で繰り返すことが最高効率になってしまうのでは?」
A「……確かに! クソ、そう考えると意外と難しいな」
B「まあ仕方ないさ、俺たちの神様も通った道だ。神様だって、人間がこんなに増えたがらなくなるとは思ってなかっただろうぜ」

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・冒頭にも書いたが今月は忙しく、さらにはちょっとした問題も抱えていたせいで、ほとんど本を読めていない。読んだ中では、『三体』が激烈に面白かった。確かにハードSFらしい難解さはあるが、それ以上にエンタメ性が突き抜けていて、途中からはページを捲る手が止まらなくなる。とにかく純粋な「面白」で勝負してくる小説だった。「古筝作戦」なんて、中二病心をくすぐりすぎる。また、思考実験としても、「象徴としてのコンタクト」理論にはかなりの説得力があって興味深い。文庫化された第一部しか読んでいないので続きが楽しみだ。

・高校時代の部活の同窓会のようなものがあったのだが、後輩の名前をほとんど覚えておらず、恥ずかしかった。同期からは「本当に人間に興味がないな」と言われてしまい、反論したかったが言葉が出なかった。人間に興味がないわけではない。単に、個人の顔と名前を記憶しておく能力が劣っているだけだ。このことと、昔から他人の容姿に言及するのが嫌いなことは、関係があるのだろうか? ないかも。

・電車の中で考えてTwitterにも書いたことだが、僕は、「頭が良い」とは、「具体-抽象を自在に行き来しながら知識をインプット・アウトプットして体系的に整理し、それを論理的に運用する能力をもつこと」であると定義している。もちろんこれは個人的な定義だが、「難しいことをわかりやすく説明できるのが頭が良い人」などの怪しげな言説よりはいくらかマシではないだろうか。

・せっかく閏年の2月29日だから何か書こうと思ってこの記事を作成し始めたものの、いざパソコンの前に座ってみると本当に何も出てこなかった。今日はここまで。