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よみかきころころ(近況)

・炊飯器の目盛りに合わせて水の量を微調整していたら、唐突に「メニスカス」という言葉を思い出した。僕の人生でメスシリンダーを使うことはもう二度とないのだろうか。

・それはさておき、最近は近況の記録をしていなかった。7月からざっくり振り返っていく。

・7月後半は学校のテストと資格試験(ごく簡単なもの)に向けて勉強していた。勉強自体はどちらかと言えば嫌いなのだが、勉強で蓄えた知識を使うのは結構好きだ。だからある程度勉強した状態で受けるテストは楽しい。問題を読んで、作問者が何を問いたい(あるいは何を間違わせたい)のかを見抜き、自分の持つ知識から必要なものを組み合わせて答案を作成する作業には、ゲームのような気持ちよさがある。

・テストが終わるとすぐに東京へと移動した。夜行バス内でイヤホンケースを失くし、絶望に打ちひしがれていたのだが、後ろの席に座っていた親切なお兄さんが発見してくれて事なきを得た。僕の旅行が良いものになったのは間違いなく彼のおかげである。お兄さん万歳、お兄さんラブフォーエバー。

・京都に帰りしばらくするとコロナを発症した。幸い極めて軽症で、高熱が出たのも1日だけだった。味覚や嗅覚にも一切異常はない。あまりに退屈なので友人たちにオススメのアニメを募集したところ、コロナ100回分ぐらいの量が集まってしまった。今後数年かけてちまちまと消化していくことにする。

・アニメ『魔法少女まどかマギカ』を観た。とても有名な作品なので断片的に内容を知ってしまっていたのだが、それでも十分すぎるほど面白かった。絵柄からは想像もつかない衝撃的な展開が特徴として挙げられがちだが、実際はそのような意外性だけで勝負しているアニメではなく、緻密な脚本と凝った映像も大きな魅力だと感じた。だから「もうネタバレ知っちゃってるしな……」と思っている人にもぜひ観てほしいと思う。

・ゲーム『ダンガンロンパ』をプレイした。推理アドベンチャーとしてはもう少し歯応えが欲しいところだったが、シナリオとグラフィックはかなり気に入った。「絶望」を表現する要素(モノクマのセリフやビジュアル、オシオキの内容などなど)が徹底的に突き抜けて悪趣味なところに好感が持てるし、その絶望に「希望」が立ち向かうという軸が最後まで一貫しているのが物語として綺麗だった。今は続編『スーパーダンガンロンパ2』をプレイ中。

・これから半年間ひたすら遊ぶのは流石に良くないと思い、いくつか資格試験をうけることにした。基本的には就職先で役に立ちそうな分野の資格をとることにしているのだが、それに加えて変わり種として「基本情報技術者試験」を受けようと考えている。まだ勉強し始めたところだが、自分が情報通信技術についていかに無知であるかを思い知らされて、逆に楽しい。「高度に発達した科学は魔法と区別がつかない」と言うが、この勉強によって、身近に溢れている魔法のようなテクノロジーがどのような科学によって成り立っているのかを少しずつ知っていきたいと思う。

・夏期講習のような形で受験生の家庭教師を3か月だけ担当することになり、かなり苦戦している。僕は英文を読むとき、基本的に「英文解釈」(主に文法の知識を生かして文の構造を把握すること)をしながら進んでいくのだけど、この方法は人や志望校によって向き不向きがあるようで、今回の生徒さんにはあまりフィットしないようだ。しかし僕は他のやり方を教えられないから、困った困った。

・以上、なんだか退屈な記事になってしまった。まあ近況の記録とは本来こういうものであろう。ちなみにサムネイルは、お台場にある意味不明オブジェでした。