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フィストバンプのおばあちゃん

今日のこと。

昨日の就寝前はSSRIの薬をやっと半錠で飲んだ。
副作用が起きやすい上に、嘔吐不安がある私は4分の1錠のごく少量からスタート。
服用から5日経って、半錠で試してみた。

案の定、風邪のようなだるさとふらつき、感覚過敏に襲われる。
夜は銭湯へ出かけたけど、突然の吐き気でダウン。
電車に乗れなくて何駅か分歩いた。

SSRIの副作用って、夜につれてだんだん悪くなることとかあるんですかね。
副作用の吐き気なのか、単純に胃の調子が悪いのか、しかし太田胃酸を飲んだら、万事解決。


そんなことより。

今日は最寄駅のホームで電車を待っているときに可愛らしい小柄なおばあちゃんに話しかけられた。

「今から池袋へ行きたいのだけど、この電車で合ってるかしら?」

その時来ていた電車を確認すると、東西線。
高田馬場で乗り換えれば池袋へ帰れる。
でも、高田馬場乗り換えだとメトロからJRの乗り換えだし、ちょっとあそこって複雑じゃなかったかな?‥といろいろ考えて、次来る総武線に乗ることを提案した。

そのおばあちゃんと総武線の電車が来るまで待ち、お婆ちゃんが新宿で降りるまでたくさんのお話をした。
東京の電車は難しいこと、何度も改札に入り直してはお金を沢山消費してしまったこと、昔行った韓国旅行が楽しかったこと、韓国料理は最近食べてないので新大久保に行ってみたいこと。

おばあちゃんはニコニコ、ハキハキとこちらの目をしっかりみてお話ししてくれるから、何だかすごく元気が出た。
新宿で降りる際に、

「久々に若い人とお話をしてすごく楽しかったわよ。何だか元気が出た。あなたのこと応援してるからね。」

そういって、ゴツゴツとした、骨っぽい小さな拳を私へ突き出した。
年のいったお婆ちゃんとグータッチするのは初めてだった。
お婆ちゃんの大きな宝石の指輪が中指に勢いよく当たって痛かったけど、私もあんなお婆ちゃんになりたいなあ。


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