Piscine 42 in Spain
この記事はスペイン語にやや不自由な日本人がスペインの42のPiscine(入学試験)に挑戦した話。想定読者は特になし、書きたいので書く。
ところで、コーディングにほぼ触れたことのない自分が42の入学試験に挑戦することになった理由は単純明快。
友達に誘われたから。
たまたま別のHP作成コースで仲良くなった友達に、
「こんなのがあって、今度やってみるんだ!今回は締め切っちゃったけど、次のやつをもちも受けてみたら?」
と言われ、えー、いいよ。と言って参加。
何も知らなかった。
それが入学試験であることも、これからシェルやC言語を勉強することも、使うパソコンがWindowsでないことも!
何故ならHPが全文スペイン語でなおかつわかりづらかったから。
ま、行けばわかるっしょ、と友達に連絡さえせずにPiscine初日を迎える。事前情報は26日間に渡るコースであるということだけだった。
後にいろんなブログなどを読んで、「ていうか日本語で検索してみれば良かったのに自分阿呆だなぁ」と思うものの、それはまた別の話。
さて初日。Windowsユーザーの自分、そもそもMacへのログインから躓き、どうしようかとおろおろしているところ親切な青年に助けられスタートした。この時点で26日間生き延びられない気がしていた。
周りの人が順調に課題をスタートして皆天才に見える。
あとで仲良くなってから話を聞くと、自分と同様の感覚に陥っていた人は少なくなかった。ちょっと良かった。
その後の26日間は長かったような短かったような。
特に辛かったのはグループワーク。たまにチームで取り組む課題が実施されたのだが、、、
意思の疎通が取れない!(スペイン語話すの苦手だから)
チームメンバーにも申し訳ない!
まあ正直な話、スペイン語話すこと自体はすでに出来るレベルだったんだけど、スペインでの会話って声が大きい人が正しいのね。(異論は認める)
でも当時まだ大きな声で自信をもって意見を主張できるほどではなかったので、結局何もしゃべらない状況が続いていた。プログラミングについても自信がなかったので猶更。
そんなこんなで、最後のチーム課題、メンバーを自分たちで決めなければならないと知ったときには人知れず絶望したよね。幸い超いい子が自分のペアになることを承諾してくれたので良かったけど、本当にこのPiscineの間に何度絶望したかわからない。
そんな絶望を繰り返したPiscine最終日。
最終日は軽食を持参するように言われ、チョコレートはダメだっていうのでチョコ味のエネルギーバー持参したのに没収されたことには未だに納得していない。なんていうか、連絡のクオリティは全体的に低かった。
最終日を終えた後で皆で打ち上げに行ったのは楽しかった。
ていうか自分以外の人たちはみんなすごく仲良しで正直うらやましかった。
という感じで、言語の壁やら文化の違いやらいろいろあって大変絶望した入学試験だったけど終わってみれば良い経験だった。
何もわからない状態で飛び込んでも、人の話している内容が50%くらいしかわからなくても、生きていける自信にもなった。
あれからすでに一年以上経過しているけれどあの時42に挑戦する選択をしたことに後悔はない。紹介してくれた友達には感謝だ。
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