見出し画像

自分が頑張ったことを認められるようになった。そして〝自信のない自分〟を克服。~絵日記学を学んで私ができるようになったこと③~

これもまた大きな体験でした。

よく「根拠のない自信」という言葉を耳にしますが、私には長年、「根拠のない自信のなさ」がありました。
何か新しいことを始めようとする時、新たな仕事を任される時、明確な原因があるわけではないのに、言いようもない不安に支配されてしまうのです。
取り組むべきことが、以前こなしたことと似たような内容だったとしても、周りの人から「以前〇〇ができたんだから大丈夫だよ」と言われても、自分の中に知識や経験が積み上がっている感覚が一切なく、またゼロからスタートする状態。未知のことに対する、そしてそのためにしなければならない(と思い込んでいた)苦労に対する恐怖と闘わなければなりませんでした。
(その一方で、変なプライドだけはあったので余計に厄介でした笑)

そんな私が少しずつ自信を積み重ねることができたのは、絵日記学のある宿題のおかげ。
それは、『誉められたこと、頑張ったことを書き出す』というもの。
そのままズバリ、思いつく限り書いていけばいいのですが、私はこの宿題をやること自体にすごく尻込みをしていました。いつもは宿題を次の講座の時までにはほぼやり切っていたのに、この宿題に関しては出された回の次の回を受け終わってやっと取り組むことができたという程でした。

宿題をやる前、私は怖かったんだと思います。
ちゃんと向き合った時、果たして自分には〝誉められたことや頑張ったことがあるのだろうか〟と。〝何もなかったらどうしよう〟と、〝自分がダメなやつだということが露呈してしまう〟ことに怯えていたんだと思います。

ただ、蓋を開けてみるとビックリ!
誉められたことも、頑張ったことも、意外と書き出せたんです。

その書き出したものを見て、すごく幸せな気持ちになりました。
「あ、私にも頑張ったことや誉めてもらえるようなこと、ちゃんとあった」と大きく安堵し、そして気づきました。

自信がないって思い続けてきたけれど、それは自分がそう仕向けていたことに。ちょっとでも上手くいかなかったところがあったり、苦労が大きくてサラッとこなせていなかったりすると、嫌な記憶として努力や達成した事実をちゃんと見ようとせず、せっかく積み上げたものを自分でガラガラガッシャーンと倒して崩していたことに。自信とは、文字通り自分を信じること。自分がやってきたものを信じず、なかったものにしていた私に自信がつくはずもなかったのですね。

今は、もちろんまだまだ不安を感じることは多々ありますが、頑張った部分は頑張ったとちゃんと認められるようになりました。
そうすることで、逆に上手くいかなかった部分、問題点も素直に受け止め振り返ることができるようになりました。
出来た部分を認めることで、「全部ダメ!→記憶に蓋をして見ないようにする」というパターンから抜け出し、出来た部分と出来なかった部分を分けて捉えることができるようになったからだと思います。

そして、人から誉めてもらった時、ありがたく受け取れるようになりました。
今までは、せっかく誉めてもらっても「いえ、全然そんなことないです」と(言葉にするかしないかは別にしても)素直に受け取ることができなかった。これはちゃんと自分の頑張りを見てくれたり、評価してくれたりしている相手に対してとても失礼でもったいない行為だったことにも気づけました。

その結果、何か1つのことを成し遂げた時、それが経験として積み上がっていくのを感じられるようになりました。ステップアップしているな、成長したなと自分に対して感じられるようになりました。いつまでも同じ地点をグルグル回っているのではなく、螺旋階段を上っていくように回りながら上に進んでいる。見える景色が確かに変わっている、そう思えるようになりました。

大きなチャレンジをする時、自分にできるのか不安に苛まれる時。目の前の課題がとてつもなく大きく感じられ、自信を失いそうな時。
ちょっと立ち止まって、ひとつ深呼吸をして、自分が頑張ったことや人に褒められたことを書き出してみること、オススメです。(頭に思い浮かべるだけでも少なからず効果はあると思いますが、書き出して目の前に具現化するとより実感が強くなると思います)

私も、これからも時々やっていこうと思っています。

大人の絵日記学のHPはこちら→ http://enikki-gaku.com/
絵日記学のエッセンスを学べる体験版「はじめて編」も、2/4(日)に久々の開催されますよ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?