〝らしさ〟とか独自性とか。
先日、うちの雑誌には「独自の視点での文章、編集がある」的なことを言っていただいた。
すろーかるでは、たとえ同じお店を扱うにしてもその都度、取材撮影をし、1つ1つ記事を作ることを基本にしている。
そもそも、毎月取り上げる地域も特集テーマも変えていて、その企画もみんなでアイデアを出し合って1から作る。
ありきたりな言葉になってしまうが、オリジナルを大切にしていて、そこが強みだと信じている。
個人的にも、たとえ既存の情報を参考にすることがあったとしても、
自分が感じたことを含めて、自分の中から湧いてくるものを言葉として紡ぐことを大切にしているし、それがこの仕事の醍醐味だと感じている。(ごくたまにリライト編集する時でさえも、何かしらの自分らしさを入れ込もうと躍起になる、爪痕残そうとする私です笑)
だから、この言葉はすごくすごく嬉しかった。
ほかとは少し違う私たちらしさを出せているのなら、それを感じてもらえたら、編集者冥利に尽きる。
そして、〝らしさ〟やオリジナリティーは、ほかと差別化するものだけれど、決して奇抜なものや突飛なものである必要はないよな、とも今回、思った。
もしかしたら、すろーかるのやっていること、私の書いた記事はすでに近いものが世の中にあるかもしれない(きっとある)。
だとしても、それを真似るのではなく、すろーかるとして丁寧に1つ1つに向き合うことで、たとえ似ていても決して同じではない、ほかではないすろーかる〝独自〟のものを作っていけるはず。
改めてそういうことを大切にしていきたい。