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〝足りない自分〟に【価値】を感じられるようになった~絵日記学を学んで私ができるようになったこと⑧~

今日、突然こんなふうに思った。

今まで、自分の事を〝足りない、足りない〟と思い続けてきた私。
あれができない。これが苦手。あの人に比べて劣っている。
だから、〝まだまだ〟〝もっともっと〟頑張らなければいけない…と。
まさに、『千と千尋の神隠し』に出てくるカオナシのように。

でも今日、「自分、まだまだだな」と思った後に、なんと「でも、まだまだってことは、課題を乗り越えれば成長できるってことだ」と思えたのだ!
今までは責める対象でしかなかった〝足りない自分〟が、これから変われる〝可能性を秘めた自分〟という【価値】になった瞬間だった。

いつもはため息交じりの「まだまだだ~」が、今日は「あ~まだまだだ、てへ!」と、同じ言葉なのに感触も全然違った。

「できないことがあるということは伸びしろがあるということ」なんてことを聞いたことはあった。でも、頭では「確かに」と思うくせに、結局足りない自分を受け入れられていなかった。
それは、自分自身での体験がなかったからなのだと思う。

今回、自ら、肚から、そう思えたのは、絵日記を描いてそこに立ち現れてくる自分自身の様々な感情、その裏に隠れている思いを見つめ、自分にとって問題となっていることに一つひとつ取り組み解決してきた、体験の積み重ねがあったからだと思う。
絵日記学を学んで、足りない部分を補い、できないと感じる自分を少しずつ変えることができてきたから。心からそう感じられているから。

絵日記で、抽象的で掴みどころがなく、だからこそ時が過ぎれば薄れてしまう、だけど大切な感情を描くことで、そこに隠れた自分の思いが〝見えてくる〟。
すると、曖昧だった自分にとっての問題が明確になり、具体的に着手できる。

そして、書いて(描いて)残しておくことで、後から見返すことができる。新たな気づきが得られることもあるし、何より、自分のやってきたことや積み上げてきたものが〝見える〟から、変化や成長を実感することができる。

いつも何かに挑戦して頑張っているはずなのに、いつまでたってもなぜか自信が持てないという人にとって、これはとても重要だと思う。
(私もそんな状態だった。)

誰かのためではなく、自分のために記す絵日記には、自分自身のことがたくさんたくさん詰まっている。
この世で唯一の自分の記録であり、指南書。

私はこれからも〝足りない自分〟にたくさん出逢うだろうし、落ち込むこともあるだろうけれど、可能性があることを知ったなら、そんな自分のこともきっと許し愛してあげられそう。


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