アドバイスするなら、エゴを捨てて。
今日は、自戒の言葉です。
今の会社でのキャリアが自他ともに長くなり、
それに伴って、年の離れた後輩たちも増えているのですが、
彼・彼女とたちにどういうアドバイスをしてあげたら良いかということが、私にとって結構な悩みの種なんです。
というのも、人って、結局は自分自身で経験し、気づき、納得し、肚落ちさせていくことが一番の学びであり、そういうことで変化や成長をするものだと、それこそ自分の経験から思うからです。
今の私から見て後輩たちに言えること、あるいは言いたいことは正直あるのだけれど、それは私の経験ありきのこと。
同じ経験をしているわけではない相手に、いわば結果の部分だけ伝えても意味があるのだろうかと考えてしまうわけです。
でも。
数日前にふと、「それ(私が経験をふまえたうえで言えることを言う)で良いのではないか」と思いました。
それが、それこそが、〝今の私〟にできること。
そこに嘘偽りはありませんし、
それがきっと、経験を活かすということになるはずです。
そういう行動・発言を私が選択して、それをどう思うのか、
響くのか響かないのか、もしかしたら不満に思うのか、、、
それは、私にはどうしようもできない、相手の問題です。
これまで思い悩んでいたのは、この相手の反応を気にすることが原因だったのだと、同時に気づきました。
自分の言ったことが相手に受け入れられなかったら、万が一ケチでもつけられたらどうしよう。
感謝や尊敬されなかったら嫌だな、つまり裏を返せば、感謝や尊敬されたいと思うちっぽけな自分が、私の中にはいるということです。
そして、そんな自分が言葉を発するならば、アドバイスと言いながら、自分の経験や考え方と比較して相手にダメ出しをしてしまうのではないかと恐怖があった、それで躊躇していた部分もあったのだと思います。
後輩の気持ちを考えているフリをしながら、こんなダサいエゴを抱えていたのですね。恥ずかしや。
でもこうして気づくことにできたので、今後は
ダメ出しにならないように注意すること。
尊敬や感謝されたいという気持ちを混ぜ込まないこと。
そういうエゴはきちんと自分で処理したうえで、
シンプルに、プレーンに、言葉を掛けていきたいなと思いました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?