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心理学部の大学生が千鳥・大悟を好きになった話~レジリエンスについて〜

突然ですが、私は千鳥の大悟さんがめちゃくちゃ好きです。

なぜこんなに恥ずかしげもなく言えるのかというと、
自信をもって好きと言えるくらい
千鳥の大悟さんは素敵な人だからです。


今日は大悟さんの生き方から、
生きるのが少しだけ楽になるポイントを探っていきたいと思います。


私は大学で心理学を専攻しています。
それゆえ、普段、
この人はどうやって心の健康を保っているのかな…
とか
この人色々あったのに病まないのはどうしてだろう…
という視点で人を見てしまいます。

私が大悟さんを好きになったのは実はそれがきっかけです。

一言でいうと…

大悟さんは
『レジリエンス(のクセ)がすごい!!!!!』


・・・?(ハテナ)

そぅですよねぇ。
いまから説明していきます。

レジリエンスとは、心理学用語で、
「精神的回復力」
「耐久力」

などと訳されます。(Wikipediaより)

つまり、
レジリエンス=精神的につらい状況下でも心を健康に保っていられる力
ということです。
端的に言うと『病まない精神力』ってことですね。

ではどうして大悟さんは
『レジリエンス(のクセ)がすごい!』
つまり
『レジリエンスが高い!!』
と言えるのでしょうか。

今日は大悟さんが話していたエピソードなどを交えて
大悟さんの魅力があなたの骨の髄まで伝わればいいなと思っています(怖い)。

                
≪千鳥・大悟さんのレジリエンスについての考察≫


①自分を認めることができる
大悟さんはよく故郷の北木島のエピソードや家族のエピソードなど過去の話をよくされます。どれも面白い話で、何回聞いても笑ってしまいます。

お笑い芸人だったら普通に見えるもしれませんが、
『自分の過去を他人に晒す』
ということは意外と難しいことだと思いませんか。

「他者に話す」=他者に知られてもいい

ということ。
つまり自己開示ができているということです。

簡単に思うかもしれませんが、自己開示は自分で自分の過去を認められていないとできないことなのです。もし忘れたい、思い出したくない記憶であれば話せるわけがありませんからね…。

大悟さんには自分の過去や出来事をしっかりと自分で受け入れられる力があります。だからこそどんなエピソードでも明るく面白く話すことができるのだと考えられます。

大悟さんのエピソードで、
「上京したての時に電車で気分が悪くなったところにヤンキーが絡んできた。」
というエピソードがあります。
これは人によれば電車に乗るトラウマになってもおかしくない話ですよね。
でも、大悟さんは
笑い話に変えるというパワー
を持っています。
これがまさにレジリエンスです。

怖い過去の思い出ではなく、そういう過去があってもいいんだ、そんな過去があるのも自分なんだと自分を受容できて、処理できている証です。

自己受容をするという力は簡単には持てるものではないと思います。自分の恥ずかしい過去には目をつむりたくなるからです。私もそうです。

だからこそ、
恥ずかしい思い出も
悲しい思い出も
怖かった思い出も
楽しい思い出も
すべてを受容できている大悟さんはすごいと思います。
この、自己受容できるパワーが大悟さんのレジリエンスにつながっているのだと思います。

②いつでもありのままでいられる

大悟さんはN〇Kでもテ〇朝でも、どの局でも下ネタを言います(笑)
しかもこのご時世なのに喫煙場面も見せてくれます(笑)
逆にすごいなと感心してしまうくらい自分の色を前面に出して、どの番組にも挑んでいるイメージです。

つまりは、人の顔色を窺わずに自分の思うやり方を貫き通せる力を持っているということです。

過去の千鳥のロケを見ると、同じパターンを何度も目にします。
「重心後ろ歩き」
とか、
千鳥の島シリーズでは定番となっている「角の向こうに何かいるから見てきて」のくだりとか…。


これって最近?と思ったら、8年以上前に発売された発売されたDVD中でもやっているんですよ…!!!
8年前からやっていること変わらないってことですよ!!?
私はその事実に衝撃を受けました。8年以上継続して同じネタをやり続ける精神力…。

長きにわたって自分たちのお笑いの形を変えないで、
自分たちの力だけをひたすら信じてきて
それがやっと世の中の人に認められて、
今では”覇王”になれるくらい売れている・・・。
それが千鳥の歴史なんだなぁと。
感動すら覚えました。
千鳥って強いコンビなんだなぁってますます虜になりました。

マジで千鳥の軌跡で映画1本撮れると思います。

・・・それは言いすぎましたが、 

どんな現場でも自分たちの色を見失わないで、自分たちの武器で勝負をする千鳥さんの精神力は並大抵のものではないなと思います。

③外的帰属

ここでちょっと心理学っぽい視点から見たいと思います。
②のような強さがあったのは、これも強く関連していると思います。


千鳥さんは昔売れなかったとき、ネタがウケないときは
「劇場の客が悪いんや。」
と2人で思っていたそうです(笑)

これだけ見ると『ちょっとグレた人らだなぁ。』
思ってしまいますが、
精神的な側面からみると
この考え方は精神的健康を維持するためには必要だと考えることができます。

ここで用語の説明ですが、

なにか物事が起こった時、
自分の能力や性格のせいにするのを内的帰属というのに対して、
周りの環境や人のせいにすることを
外的帰属

と言います。
外的帰属は周りに原因を帰属するので、自分を責めたり、憂鬱な気持ちになりにくいと言われています。

彼らにとって外的帰属をすることは自分たちの”お笑い”を守るために必要な思考だったのではないかと思います。もし自分たちのやり方が悪いと帰属していたら、漫才の形もどんどん変わっていったと思います。でも、彼らはそうは考えなかった。
ここにも彼らの独自のお笑いをやり続けられた理由があると思います。

そして、笑われないときに、自分の力不足だ…と自分のせいばかりにすると精神的苦痛が増してしまいます。だから、うまく外的帰属を用いたことで、自分たちを追い詰めることなく、精神的につらい場面でも乗り越えることができたのだと思います。

これもまさにレジリエンスです。


そして、ここまで長々と書き連ねてきましたが、大悟さんの精神力の理由はやっぱりこれだと思います。


最後です。



④ノブという最高の相方がいる

ノブさんはどんな自分でも受け入れてくれる、ノブさんだけは自分の言うことに笑ってくれる、その大きな安心感が大悟さんの精神面の安定につながっているのではないかと思います。
弱いところも醜いところも良いところもすべて受け入れてくれる相方がいるから、自分で自分自身のことも受け入れられるのだと思います。

1人でも自分を認めてくれる存在、他の人にどう思われてもこの人だけは自分を受け入れてくれる存在があることは、自分が自分らしく生きられる力を培ってくれるものであると大悟さんから教わりました。

大悟さんはノブさんを笑わせるためにお笑いをしていると言っていたのを聞いたことがあります。一番身近に目標があるから、相方が笑ってくれるから、それが原動力となって、お笑いを続けてこられたのかなとも思います。

やっぱり、人間にとって、友人や家族など支えてくれる人の存在は重要なのだと改めて実感しました。

ノブさんと大悟さんがお互いに認め合っているから、素敵な関係が生まれるのだなと思います。漫才も2人が一番楽しそうにしているのを見るのが私も大好きです。これからも末永く仲良くしていってほしいなといちファンは思います(笑)

⑤まとめ

大悟さんはノブさんというかけがえのない相方がいることで、他の人も大切にできるし、なにより自分自身を大切にできる人だと思います。そんな自分や他者への慈しみが、ありのままの自分を表現し続ける信念につながり、芸能界という厳しい世界でも精神を安定させていられるのだと考えられます。


いかがだったでしょうか。
長かったですね(笑)

千鳥さんは面白いだけじゃなくて、人間性も魅力溢れるから、私は好きなんです。精神面がとても憧れです。

ノブさんという相方がいて、いつでも自分らしく生きられているから。「自分は自分、他人は他人」を貫く強さがあるから。


心理学部はいつも自分の気持ちを知り、自分も相手を受容することが求められます。
私も大悟さんのような強さや優しさを持てるように、もっと自分を愛していきたいと思います。
まずは自分が何が好きなのか、何が嫌いなのかを認めていきたいと思います。
そして、自分のことを認めてくれる大切な存在にも気づいていきたいなと思います。


最後まで読んでくださりありがとうございました。
大悟さん、千鳥さんの良さが少しでも伝わっていたら書いた甲斐があります。
でも自己満足なんですけどね。えへへ。


では。
ヘネェ。

もちゃ

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