マンハッタンビルの二酸化炭素回収システム

マンハッタンのアッパー・ウエスト・サイドにある高層住宅ビルは、外観からは他の高級ビルとほとんど変わらないように見えます。広々としたロビーには絨毯と大理石が飾られ、ドアマンが訪問者を出迎えます。

しかし、地下には他のニューヨーク市の建物では見られない、実に珍しい設備があります。30階建ての建物の地下には、巨大なガスボイラーから排出される二酸化炭素を回収する、迷路のようなパイプとタンクを設置されており、大気中に放出される煙突へ行く前に、二酸化炭素を収集することができるらしい。

ニューヨーク市の超高層ビルは、温室効果ガスの主要な排出源であり、約2/3の排出量を占めていると指摘されており、これらの老朽化した建物の地下には、二酸化炭素が直接大気中に排出されるボイラーが数十年前から設置されている。

ビルの所有者は、二酸化炭素回収システムを含む、さまざまな対策を行わなければならず、来年以降、新しい市の法律である地方法第97号に従わない場合には、段階的な罰金が科されることになっています。この法律の対象となる建物は、建築年数に関係なく、市内の建物の半数以上、約50,000の建物が該当することになっている。

二酸化炭素回収システムは、排出ガスから二酸化炭素を除去し、回収されたガスは、炭酸飲料や、石鹸、コンクリートに永久的に吸収させる、などのさまざまな産業で使用するために販売している。

石油およびガス会社で一般的に使用されている炭素回収技術は、二酸化炭素を回収して利用または販売するために、長年にわたって産業規模で採用されてきている。

オンライン英会話のうDaily News Article で、ディスカッションした内容。
二酸化炭素回収システムの開発競争を促せば、地球温暖化も緩和されるかもしれないとおもう。

https://www.rarejob.com/dna/2023/06/13/new-york-city-buildings-turn-to-carbon-capture/