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ロクな恋愛 後編

Sさんとの交際期間


      【2ヶ月間


こんにちは
冴えない田舎の高校生です。ヘタクソな文章ですが目を瞑って頂けると嬉しいです。

前編はこちらから↓


高校1年の夏のある日、突然僕と同じ国際専攻のSさんからLINEがきた
僕の好きなゲームのスクリーンショットだった

少し驚いた
同じ国際専攻(1年生は僕含め3人しかいない)なのに話した事が殆ど無かったし
なんならSさんの名前すらあやふやだったから

なんやかんやゲームの話をして、また突然こんな文章が送られてきた
《明日一緒に帰ろうよ!》

〈いいね!〉
一緒に帰ることになった

同じ電車(JR)に乗るという事がわかって、同じ電車に乗り話していると

告白された。
自分なんか(恋人に)どうですか?みたいなちょっと分かりにくい告白。

Sさんの事、よく知らないけど付き合ってみないと性格合うかどうかわからないし、付き合ってみよ〜!と思って、「実は僕もSさんのこと気になってたんだよね!」なんて口から出まかせを言った。いつもはこんなウソつかないのに、この時ばかりは息をする様に嘘をついてしまった。(その事を中学受験した友達に話したら、ドン引きされた)

次の日、さっそくデートすることになった。
学校の近くの恋愛系で有名な神社へ。
お守り(1000円)とおみくじ(300円)を買った。
僕のお小遣いは月2000円なので、1日で手持ちが700円になったのは少しキツかった。
帰りは手を繋いだ。中学生の時に付き合っていたIさんとは手を繋ぐ事を断られてしまっていたので、恋人繋ぎに浮かれていた。

別の日、学校が午前中で終わったので2人でマクドナルドへ行き一緒にお昼ご飯を食べた。
帰りに、そういえばIさんともマクドナルドに行ったな〜とか、お小遣いもう200円くらいしか残って無いよ〜、とかくだらない事をぼーっと考えながらバスに揺られていた。

毎日恋人繋ぎをして一緒に登下校したり、ハグしたりして、高校生ってすご〜い!青春っぽ〜い!って僕の脳内はお花畑だった。

付き合って1ヶ月たった頃、SさんからのLINEの返信がすごく遅くなった。塩対応にもなった。これが俗に言う“釣った魚にはエサをやらない”とかナントカ〜!?とか僕は思っていた。

その時僕は、なんかつまんないなあ〜(鼻ほじ)ってくらいにしか思っていなかった。

さらに1ヶ月後、珍しくSさんからLINEがきた。

お!と思ったと同時に嫌な予感がした。
《お話したい事があるんだけど…》
〈な〜に?〉
《お友達に戻りたいです》
〈なんで??〉
《付き合う前の方が楽しかったな〜って》
〈そっか。じゃあ別れよう〉
《これからも良き友達としてよろしくお願いします》
〈(いいね👍みたいなスタンプ)〉

たった2ヶ月で振られた。

元々はなんとなく告白にOKしてしまったクズな僕は、付き合って次の日にはSさんのことが大好きになっていたので、振られた日の夜はシャワーを浴びながら泣いた。

後から思ったけど、Iさんと付き合った時と同様、友達にならずにSさんと付き合ったので友達に戻るってなんだろうと思った。


後日、生徒会の仕事中に「友達に戻りたいって、2ヶ月で振られちゃった」と、同じ文化委員の子に話していたら、近くにいた文化委員長が【クズやん!】と超ドストレートな感想を言った

確かにその部分だけ聞いたらクズって思ってしまうかもしれないけれど、それにしても正直な感想だな〜、オブラートに包むという概念は無いのか、とクスッと笑ってしまった


そういえば、IさんもSさんもUSJの年パス所持者です。
2人との思い出がチラつくからもうマクドナルドとUSJ行けねえ!

2022.1.21(金)


最後まで読んでくれてどうもありがとう 冴えない田舎の大学生です。僕のことはサポートせずに、有意義に使ってください 関係ないけどお気に入りの親父ギャグは『これ、屋根やね〜!!』