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天才を見守るということ

冷たい空気のせいか、今日は朝からセンチメンタルな気分だった。

私が、東浩紀さんの『ゆるく考える』を購入した理由は、本屋でパラパラ中を見た時に、「天才をひとりにしないこと」という文章が目に入ったからである。

そこには東さんがゲンロンスクールを開催している理由が書かれてある。

「・・にもかかわらず、ぼくが講座を開いているのは、天才はたしかにひとりで現れるが、ひとりのままでは生きられないと信じるからである。

たしかに天才は育てられない。しかし天才もずっと天才であり続けるわけではない。人生は長い。才能が涸れるときもあれば、作風が変わることもある。それを許す環境がなければ、創作を続けることはむずかしい。才能は才能を支える「目利き」の共同体を必ず必要とするのだ。」

「・・天才を理解し許す聴衆を育てなければ、文化は育たないのだ。いま日本に欠けているのは、その聴衆のほうである。」

私は「目利き」ではないけれど、天才を支える1人になりたい!


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