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エスコンフィールドとかいう神球場、いや神ボールパーク

まず、エスコンフィールドはどうやら球場(スタジアム)という概念では語れないらしい。そもそも野球を見にいくのに球場に行く、これは非常にシンプルなごくあたり前のムーブなわけだが、エスコンフィールドはそうでもないみたいなんだよね。何言ってるのかよくわかんねえな…色んな意味で常識を覆してくるこのボールパークと呼ばれるものを見ていこう。



まず、エスコンフィールドは野球見なくてもいい

冒頭で伸べた通りだけど、いきなりこの前提が出てくる。ここでエスコンフィールドの料金体系を見てみよう。

https://www.hkdballpark.com/ticket/

普通の球場の感覚だと、試合の無い日に野球場なんて行って楽しいんか?ってところからまずはじまるわけだけど、この説明書きのテンションからして既に野球が無いときにでも来ていい作りになっている自信が伺えるかもしれない。野球の無い時は完全に入場無料の一種野球テーマパークのような存在を目指しているみたいだ。

じゃあ野球のある時の入場はどうなっているのか。

入場料は料金変動性で800円〜1200円

入場券システムは基本的には当日券のみの販売となるようで、前売りで抑えられない(少なくともFチケという日本ハムファイターズの前売りサイトでは)。

このボタン、ある時と無い時がある

ところが入場者数が多くみこまれる時は上記画像のように購入できる動線が
出たり出なかったりするようだ。

Fチケのシステム自体はよく出来てはいるもの、ユーザーエクスペリエンス的な視点で見るとかなり解り辛い作りになっているように思える。実際、どういうわけか同じ日にエスコンで観戦したい人から前日に相談を受け、二人で悩んだ記憶が甦ってくるほどだ。まあこの件に関しては今は置いておくとして…

ここに書いてあるように、最大でも1200円払えば野球があっても中に入る事ができるということはつまりこれは立ち見券でもあるわけだ。

寧ろ、立ち見を推奨している所まである

ナゴヤドームでは考えられないが、まあそれはさておいて、野球をちゃんと見たければ観戦シートチケットを3000円前後〜もっといいものまで、を買えばいいんだろうし、野球やってんだけど野球にそこまで興味が無い人つれていく時ってありますよね、そういう場合は最大1200円払って中に入ったらいい。最大1200円という金額は単にアトラクション的なものの入場料と考えるなら大して高いもんではないだろう。

入場したら何をするのか

グルメを堪能する

とにかく飯屋の量が尋常じゃなく入っている。とはいえテーマパークの飯屋って感じは否めないけど、何かしら食事に困る事は確実に無いし、北海道の名物はあらかた集結している感はある。以下のサイトを見るだけでファストフードから本格的っぽいものまで、もう本当にいろんな店舗が集結しているのが理解できるだろう。

そうはいったものの、あまりにも飯屋の量が膨大すぎるので、ある程度参考になるサイトを見つけて目星を付けておいた方がいいかもしれないが…例えば適当にググってみつけたやつとして。

とか

そらとしば(ビール屋)

食のテーマパークみたいな所もいいが、一つ目玉スポットとして抜きんでているのがこの「そらとしば」であろう。これは球場の中でビールを作っているというもので、そのビール醸造はよなよなエールが担当している。そのこともいいんだけど、以下に球場のレイアウト図を貼るが、

バックスクリーンの部分

まず、「そらとしば」の場所を見てもらいたいんだけど、バックスクリーンに相当する所が施設という、正直他の球場の常識では理解の追いつかないレイアウトになっている。

https://www.concept-kk.com/soratoshiba/  前にいる選手の画像はもちろん中堅手

で、ここ屋根がとっぱらわれているとここはさらに映えるんだろう。行った時は屋根付きだったからオープンの時だとまた最高によさそうだね。

このようにバックスクリーンからビールを飲みつつ、だらーっと野球を見ることができる。ただ、ルーフトップから観戦する席はチケットが必要であるようだ。まあそりゃそうだよね、開始から終了までずっと野球見てるっていうなら。なおこの専用の「そらとしばルーフトップカウンターシート」は大人気チケットのようでシーズン開始前にやっている抽選に当たる必要があるらしい。

風呂(tower eleven onsen & sauna)

これは球場内の風呂、サウナ。

球場を一望できる

まあ流石にジブンは今回風呂に入ってはいないけど、こういう感じらしい。野球がない時は2500円野球がある時は4000円〜の変動性なのかな、ただ、風呂を事前予約して行く場合は入場券が付いているみたいだから風呂に入りながらダラダラ野球みてうんぬんとした場合は中のシートを購入する必要もないのかもしれないね。もちろん買ってもいいんだろうけど、自分の席に戻ると行ったりきたり慌しいし、風呂メインで球場に行くならもうここでずっと留まっていたい気もしますよね。

風呂チケw

なお、球場内にはホテルもあり、そこに泊まってる人は無料で風呂も使えるとのこと。ホテルは1室2万くらいみたいです。1室あたりで値段設定されてるから1人だと高いやつやね。

屋外テラスでジンギスカン


ここから試合が見られるのかは極めてよくわからん奴w 試合前に楽しむか、あるいは試合なんてどうでもいいって使い方もありなのかもしれないな。


これもう球場じゃねえな

エグゼクティブなラウンジ

これはシーズンシートの最上級オーナー以外お呼びで無い感じだけど、かなりのVIP感を醸し出しており、ああいうのを見てるとラウンジに入れない人が「おれもラウンジ入れるようにシーズンシートオーナーになったるぞー」って思ったりするんだろうなあとおもいました。

アクセス

JR

札幌駅から千歳線。快速であれば2駅、普通列車でも6駅程度で乗車時間は16分〜23分と、そこまでストレスがない。例えば比較として名古屋からナゴヤドーム(バンテリンドーム)までは乗り換え含めて30分以上は確実にかかるため、乗車時間としては優秀である。
ただし、北広島駅から徒歩30分程度追加される。これをどう考えるか。旅行ついでに町並みを見ていくか〜っていうノリなら悪くはないものなのかもしれない。北広島駅からは後述のシャトルバスも出ている。自分の場合帰りは歩いて帰った為、混雑具合はわからないが状況に応じて利用してみるのも良いだろう。

でまあ札幌からの時刻表としては、さすがに空港線だけあって特急も含んでいるとはいえ、以下のような発車状況なので、「来たのに乗る」っていうのが問題なく出来るはずだ。

新駅の早期開業が求められますな。鉄道はやはり目的地あってのモノですから。あとナイトゲームの場合、列車の臨時便も出るみたいっす。

バス(北広島〜Fビレッジ)

北広島からFビレッジまでのバスが30分間隔で運行していて、運賃は200円
試合前後は増発されるようだから、おそらくこれに乗れば結構問題ないと思う。ICカードが問題なく利用できる。

バス(新札幌〜Fビレッジ)

新札幌の専用乗り場が出来ていて、これも30分間隔で発車するんだけど乗客が多くなってくると15分間隔に変更されていた。また始発時刻よりかなり人が集まっていたのもあって、ここも30分前倒しで運行していたり結構柔軟性を高くやっていて感心した。運賃は600円、IC対応。このバスは何か観光バスタイプ、キャリーなどがあれば荷物ハッチに格納するタイプの例のアレ。

このタイプ

というわけで着席が保証されていたりしました。立ってたら危ないからね。その分ピストン効率は悪そうですが…

バス(野幌〜Fビレッジ)

位置的にはこういう位置だから旅行者向けのものではまず無いと思う。500円

バス(新千歳空港〜Fビレッジ)

空港直結は1000円。これは新駅が出来ても割と使われる予感があるね。

Fビレッジのバス乗り場


とにかくコカコーラゲートにいけばいいんじゃないかしら。帰りのバスに乗っていないのでよくわからない。行きのバスに関してICは車内入口でもタッチできたけど、どうなのかな。

まとめ

というわけで北海道、特に札幌圏内に新たなテーマパークが1つ出来たんだなーと感じた。旅行の行き先としてこういうのがボンと出来ると付近をまきこんで活性化していくので今のところ本当に上手くいってるんだなーと感じましたよ。

実際に訪問した画像は後日のっける。



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