見出し画像

30代後半で久しぶりに縮毛矯正してみた

もっこちゃんです。

ここ数年、美容室に行く頻度が
めちゃくちゃ減ってた。
1番の理由は、人との接触を避けたかったから。

例の感染症もある。
でも、「美容師さんとの会話が苦しい」
ってのがあった。

私の行きつけの美容室は、
個人経営で、完全予約制のマンツーマン。
私が話さずとも、
美容師さんはおしゃべり好きで
勝手に話を盛り上げてくれるタイプ。
話は面白いし、仕上がりも抜群。

私が苦しいって感じてた理由は、
夫のことを知ってる美容師さんだから、
だった。
夫も、同じ美容室が気に入って利用しているのだ。
紹介者は私。

髪をケアされながら話してると、
自然と夫の話になる。
「最近、旦那さんはお元気ですか」
とか。

それが、嫌だった。

だって、私の夫は元気じゃない。
ほぼ布団から出てこず、
カーテンを閉め切って真っ暗な部屋で
1日を過ごす、
ひきこもりだったから。

仕事も2回目の休職中。
毎月一回心療内科に通って
薬を処方してもらっている。

具合が悪くなって数年経つけど、
美容師さんには
それを秘密にしていた。

「ぼちぼち元気ですよ」

この一言を毎回言うのが億劫で、
嫌で、めんどくさくて、
私も美容室引きこもりになって、
髪も伸び放題になってた。

人見知りもあって、
ほかの美容室を探すのも面倒。

あまりにも行きたくないから
自分で切ったりもした。
白髪染めがめんどくさくて、
自分で全部抜いていた。
月に一回行っていたはずが、
4ヶ月に一回、カラーだけ、
半年空き…。

美容にかけるお金がもったいないとまで
思い始めていた。

そんな私が、2022年7月、勇気を出して
「トリートメント」のみ
の予約をした。
そんなこと今までしたことなかった。

勇気のきっかけは
「魅力覚醒講座」

その講座を主催する
小田桐あさぎさんとは、
YouTubeやオンライン講座の画面でしか
お会いしたことはないけれど、
濃いピンク色を入れた
美しいストレートロングの髪を
「毎週」
美容室でトリートメントしてもらっているそう。

それを聞いた時に、私の中の
「美容にお金をかけるのがもったいない」
という気持ちが揺らいだ。

世の中には、
私みたいに髪をぼさぼさのまま放置する女と
毎週髪を美しく保つために時間もお金もかける女
2種類いる…!

貯金もあるのに、
時間もあるのに、
なぜ私は前者なんだ。

考えるのもそこそこにして、
とりあえず真似してみた。

「トリートメント」だけしてもらう。

その行動が、私にどう影響を与えるのか。

結果、
めちゃくちゃ気分が良くなった。

美容師さんに、
「最近旦那さんはお元気ですか」
って聞かれた気もするけど、
なんて答えたか覚えてない。

そんなことより、
「本当は縮毛矯正をかけたい」
という言葉が出てきてしまって、
その打ち合わせを美容師さんとしていた。

トリートメントをしてもらった最後に、
ストレートアイロンをかけてもらい、
どんな仕上がりになるかを見せてもらえた。

自分でストレートアイロンを当てるより
素晴らしい仕上がりで、
ツヤツヤでサラサラ。

鏡の中に見える自分は、
マスク越しにも分かるほど笑顔満開で、
こんなに笑った自分を
久しぶりに見た、と感じた。

その日中に予約を入れて、
8月に縮毛矯正をかけた。

夫からも
「キレイ」と言われた。
職場のみんなから
「素敵になったね」と口々に褒められた。
とっても嬉しかった。

そこからは、1ヶ月に一回、
トリートメントをしに美容室に通うようになった。
後ろめたさは一つもない。
夫の調子も今は落ち着いている。

数ヶ月経った今も、
サラツヤの髪をキープできているし、
褒められることも多い。

キレイになる一歩を踏み出せた、
それだけで、心が軽くなった。

夫の病状はまだ一進一退だし、
美容室に行くたび聞かれる言葉も
気になる時はあるけれど、
それよりも手に入る幸せの方が大きいから
私はこれからも
同じ美容室に、このペースで通い続けると思う。

外見は内面を表したものって
こんなことを言うのかなと思う
私の変化の記録。

この記事が参加している募集

夏の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?