フレデリック「CITRUS CURIO CITY」

FM北海道パーソナリティーの森本優です
毎週(金)「IMAREAL」を担当しています
ラジオパーソナリティが
音楽を聞きながら文字を打つだけの記事
今回はフレデリック 11月20日リリース
mini Album「CITRUS CURIO CITY
それでは聞いていきましょう

1:CYAN
まさか1曲目がCYANだとは思わなかった
だからこそ意味を探っていこう
「簡単じゃないと笑ってこうぜ」が
「単純じゃないと歌ってこうぜ」に
変化していく過程が大好きなんです
歌う部分は人それぞれ
当てはまる言葉は変わるよね
私の場合は「喋る」かな
「作る」人もいれば
「鳴らす」人もいるし
「願う」人もいれば
「走る」人もいるよね

やっぱり「誰のため」が刺さる
自分でも誰かでも良い
何のため、誰のため
それを追求し続ける
フレデリックの音楽は生きている

2:煌舟(きらぶね)
いやーもう!好き!
初めて聞いた時から好き!
「イマリアル」って名前の番組やってるから
歌詞に「イマ」って入っていると
より好きになっちゃう病にかかっています
「己」「私」「自分」と
言い方を変えながら何度も刻んでくれる
「イマリアル」から届けたい
ライブで大合唱したいし
それが容易に想像できるのは
フレデリックはもちろん
フレデリックのライブ会場にいる
あなたを私も信頼しているからです
その瞬間だけでも仲間になれる
だからライブハウスが好き
な~んてことも思えちゃう
うん、やっぱ好き

3:Happiness
煌舟から打って変わって
こちらでは「君」という歌詞が多い
フレデリックから私たちへ
私から誰かへ
つまり「ふたり」
「Hapiness」を感じられるのは
"独りじゃないから"だと思う
一人でも幸せを感じるのは
周りと自分を比較できるから
周りがいる状態と比べられるから
つまり「ふたり」(それ以上)
音楽だって"独り"にはさせない
この曲のアウトロが
巻き戻しているように聞こえる
この曲を聞く前のあなたに戻すから
未来を変えていこうぜって
言ってくれているような気がする

4:sayonara bathroom
フレデリックチームから
オンエア曲選んでくださいと言われて
健司さんとのトーク後は
この曲にしたんだ
「正しさなんて誰が決めたんだろうな」
の後に、一旦音が落ちるんだけど
演出的には落ちていないんだ
ちゃんと余白を残してそこにいる
きっと僕らは洗っても洗っても
フレデリックが落ちない
(落としたくもない)
それくらい身体に馴染んでいるんだ
ラジオを聞いているあなたにも
付着してほしいなって思って
選曲しました

5:ひとときのラズベリー
sayonara bathroomの翌日?
という想像をしながら聞いている
だって受け取り方は自由でしょ
私なりのミニアルバムの楽しみ方
こういう「火曜日」がほしい
週末はありそう
だからしんどい「火曜日」
実はとっても前向きな曲

6:ハグレツバメ
CYANがアオではなくクロ
もしくはハイイロだったら
この曲になったのかもしれない
実は伝えたいことは似ているのかも
言葉1つで届く人は変わる
だからCYANとこの曲で
360°全方位確保した感じ

7:PEEK A BOO
ハグレツバメの天敵登場
凄い苦手だろうな~笑
この曲だけで聞いていた時より
さらにちょけて聞こえる
肩の力を抜いてくれる
ハグレツバメのおかげかも
ここでも「ふたり」なんだよね

8:ペパーミントガム
PEEK A BOOの最後に
「ちゃんと見て触れ合って
交わって」って歌った後に
「こびりついた記憶の味が
しなくなるまで噛みしめて
はじけた」って繋がると
情緒がどうにかなっちゃいそう
「あなたの全てが欲しかった」
という歌詞を
ミニアルバム最後の曲として聞くと
「ここまで聞いたあなたの
全てがほしかった」
というフレデリックが
我々にちゃんと聞いてくれと
訴えてくれていたような気持ちになる
聞いたよ
僕はちゃんと聞いたよ
むしろあげるよ
ありがとう

全体を聞いて感じたのは
「歌詞の繋がり」

CYAN➡煌舟
「飛び出せ」という歌詞で繋がる

Hapiness➡sayonara bathroom
「焦がして」という歌詞で繋がる

ひとときのラズベリー➡ハグレツバメ
「雨」と「朝日(朝焼け)」で繋がる

PEEK A BOO➡ペパーミントガム
「風」で繋がる

そして伝えたいのはここからです
ミニアルバム最後の曲
ペパーミントガムから
最初の曲CYANにも繋がる
その言葉は「一層」
この作品を通して「一層」
フレデリック好きになったでしょ?
って4人がこっち見てる気がする
あなたはどうでしたか?

いいなと思ったら応援しよう!