冬季の仕事

我が家の二階の北側には身長をゆうに越す大きな窓があり、そこから裏山を眺めることができる。四季折々の姿を堪能でき、大変贅沢な時間を過ごすことができる。

しかし、贅沢には犠牲がつきものである。それは、冬季の結露とカビの発生だ。
 朝、毎日雑巾で結露をふく。夜中の加湿器の稼働で、サッシはバケツで水をかけたように濡れており、古タオルで脱ぐいとりながら、「伝統的な日本家屋には北向の窓は小さくするのがセオリー」という言葉を思い出しては、我が家のオリジナリティを守るための作務を行っている気分になっている。
 日々是鍛錬

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