映画「VIP 修羅の獣たち」
イケメンいっぱい。ありがたやー。なんですが、韓国ノワールのため、「チャン・ドンゴンだわ!あらっ、イケメンパラダイス♥(古い)」などと、はしゃいだ気持ちで見ていると怪我をするパターンの映画です。気をつけて!
特に韓国ノワールは本気でかかってくる。韓国というお国柄、北と南の関係性、国家と市民との対立、複雑に絡み合っていて、そこが大変おもしろいのだが、説明するのに骨が折れる。私の文章力では力及ばずである。
そこで発見したのが、こちら2枚の写真。わかりやすい、これです。
ここからはどんどんネタバレしていきます。ちなみにネタバレしていても面白い映画です。
北朝鮮国内で、少女を襲い、家族を含めて惨殺するという痛ましい事件が起こります。その後も、韓国などで同様の手口を使った少女の殺人事件が起こり、連続少女殺人事件だと気がついた警察ならびに国家情報院(+北朝鮮の工作員)。そして、その犯人が北朝鮮の要人の息子キム・グァンイルと判明するのです。話はここからがスタートですよ。
んーーー、サイコパスにふさわしい(?)お美しい姿。(犯人がブスだったら目もあてられませんが、美しいのでファンタジーとして見てられるのです…ところで、その肌どうなってんの?)こいつが金と権力にあかせて、自分の欲望のままに人を殺していくのです。
グァンイルが犯人だとほぼ100%わかっている、そして連続殺人を繰り返すこともわかっている、しかし、韓国と北朝鮮の関係や、金、名誉、出世、さらにはCIAなどが複雑に絡み合い、逮捕に至らない。なんともジレジレする展開が待っています。グァンイルが顔は美しいが、やることが異常なので、「早く捕まえんかい!あんたらには良心ちゅうもんがないんかい!」という想いが見てる方にも溢れてきます。そのあたりの見せ方が韓国ノワールの上手いところです。
自らの苦い経験から、危険を顧みず犯人を追い詰める刑事、国と国との調整や自身の保身などを考える国家情報部員。そして謎の北朝鮮の工作員。
韓国ノワールなので、きっちりカタはつけてくれます。それがスカッとするかしないかは見てのお楽しみです。
ただもう出演者がイケメンすぎてファンタジーですわ。なんじゃこりゃ。キレイすぎか!!机でいいので参加したいっす。壁でもいいよ。
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