映画「ブラックパンサー」
やっぱりおもしろいね。2時間半あってもまったく気にならない。「きちんと」おもしろく、かつ革新的。すごい!!
今作の舞台はアフリカ。架空の国『ワカンダ王国』。表向きは近代的な発展がない牧歌的な国。その実は希少鉱石ヴィブラニウムにより高度な文明を持つ国であった。このヴィブラニウム鉱石は、世界のすべてを覆すことができるほどのパワーを持っているため、ワカンダ王国ではその存在をひた隠しにしてきていた。王家にはそのヴィブラニウムを守る使命があった。
まず。この設定からおもしろーーい! 実際にはありえない話しだけれど、あってもおかしくないと思わされてしまうのがMARVEL作品の威力。そのワカンダ王国の国王ティ・チャラが今作の主人公である。
イケメンです! イケてますね。ガタイも素晴らしい。こんな国王がいる国に暮らしたいです。はい。彼はヴィブラニウム鉱石をもとに作られたスーツと、王家に伝わる秘伝によって『ブラックパンサー』となるのです。
さて今作、もうひとりの主人公がスゴい! エロの塊かっていうくらいのフェロモンを発散させてきた男がいます。画面からもそのエロさが隠しきれていませんでした。登場してきた瞬間、腰が砕けるかと思ったわ。ちょっと画像が悪いのですが、このメガネをかけている姿がもう色気の化物。目が釘付け。このシーンだけでも一見の価値ありです♥
元アメリカの秘密工作員でワカンダの秘密を知る男、エリック・キルモンガー(マイケル・B・ジョーダン)。フェロモンはもちろんのこと、今作の鍵を握るの男です。公開されている映像だから貼り付けちゃうよ。イケメン揃い踏み。私は右の方でお願いします♥
今作が革新的なのは、娯楽映画の中に、アフリカが舞台で黒人が主人公だったり、女性が戦士や護衛部隊だったり科学者だったりと、そういった、いわゆる『マイノリティ』と言われる要素をふんだんに盛り込んできていることにある。黒人が主人公のハリウッド映画。すごいね。あきらかに意図してやっていることが伝わってくる。
女性が武器を持って戦うシーンや、最先端の科学技術を自由自在に操るシーンが何度も登場してくる。しかし、その中にも伝統文化を重んじていたり、着ている服装なども文化的なものに近未来のデザインが融合されていて、なんだかもう『アッパレ!!』という気持ちになってしまった。あっ、そうそう、女が男に簡単になびかず、自分の意志や人生観をはっきり突きつけるシーンもあって爽快だったわ。逆なら普通なのにね。そんなのおかしや。
革新的な要素を盛り込みつつ、説教臭くなく、ちゃんとしたエンターテイメント作品に仕上がっているところもMARVEL様の手腕の恐ろしさである。単純におもしろいし、カッコイイ。こういった作品が『普通』になって、世の中で楽しまれる未来になりますようにと願わずにはいられない。
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