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第2新卒以上管理職未満の仕事観・人生観

どうも、「今年度こそ痩せるぞー」と意気込みながらポテチ食べてます、もっちゃんはおともだち(@mocchan_friend)です。

というわけで、2021年度を迎えました。私は今年で社会人5年目以上10年目未満、云わば第2新卒以上管理職未満としてウキウキワクワク社畜ライフを日々満喫しています。そんな折、サブカル趣味から仕事や人生について気付きを得たので、今日は私が思っている仕事観・人生観について書こうと思います。

ずばり、
人生とはロードムービー(※)であり、人は死んだら映画館に行って自分が主人公の映画を見ます。仕事は映画の主人公の役柄です。
(※ 映画のジャンルの一つで、旅の途中で起こる様々な出来事が物語となっている映画)

同級生のリアル
これから上記のポエムめいた発言に至った経緯を、順を追って説明します。どうか逃げないで下さい。

私の同級生は結婚・独立・転職と、ライフステージが大きく変貌する過渡期を迎えています。御多分に漏れず私も、長年の夢であったプロフェショナル職に転職予定です。
そんな中で、
昔は「バリバリ出世してやるぜい!」と一緒に熱く燃えていた同期が今や週末家族サービスに奔走し、
独立して軌道に乗った友達はFIREを狙い、
入社時はベンチャー企業にやりがいを感じていた友達が時給換算と社格でワリの良い仕事に転職し、
消防士だった友達はアムウェ…大人のネズミ―ランドの住人になり、
これまでの画一的な新卒キャリアは、徐々に個々人の色合いを帯び始めています。そして皆、少しずつ10~20代前半特有の”何者かになりたい症候群”を脱して、何者でもない本当の意味での社会の一員になりつつあるような気がします。

これは悲しいことではなく、これまで自分や仕事100%だった人生に、他に考えないといけないことが年々増えて、自然と仕事との距離感が変わっていったのだと思います。

最近の私
皆が少しずつ大人になっている傍ら、私は20代の3年半を費やして最近USCPAになり、第1志望の法人から内定を頂けました。
10代の頃からの憧れだった仕事に就けるというだけで、心から幸せを感じていますし、滲む血が出ないほど精進する所存です。

ただ一方で、これまでの社畜ライフによる経験とAUD(監査、内部統制)の座学から、「俺がいないと会社が回らないぜ!キラッ!」というのは単なるまやかしだと気付いてしまいました。つまり、一労働者である私がいようがいまいが、世の中は1ミリも変わりなく回り続けるのです。私がいなくても回っている会社に転職するわけで、言われてみればそりゃそうです。

加えて私は元々、“今の世の中で十分満足”という価値観を持っています。
iPhoneはこれ以上新しくならなくていいし、
リニアじゃなくてのぞみやひかり、何ならこだまでいいし、
ルンバに頼まなくても掃除くらい自分でします。
だから、「独立して世の中にXXという価値を提供したい!」というアントレプレナー精神など、毛頭持ち合わせていません。ストゼロ飲みながらNetflixを見てるだけで十分幸せです。

このような冷めた考えを持つ一方で、幼い頃から夢見ていたプロフェッショナルという”なりたい自分”を追いかける気持ちは、社会人経験を積んでも風化するどころか、日に日に増しています。

(1)友人達の仕事観の変化、(2)労働者としての仕事、(3)色褪せない自分の理想像、の3つが最近の私の思考を取り巻いており、ここで改めて「人生とは、働くとは」ということを自分の中で定義付けせねばと悩んでいました。

愛しきサブカル達から得た気付き
上記の社畜モラトリアムを拗らせる一方で、私は自他共に認める陰キャラサブカル大好き豚野郎です。そのため「人生とは、働くとは」という難題に対して、相談に乗ってくれる親友などおらず、代替策として3つの作品から答えのヒントを貰いました。

ヒント1:ファイアパンチのトガタ
ファイアパンチという漫画でトガタというキャラクターがおり、トガタの死生観がすごく素敵だなと思いました。
トガタは長生き(300歳超)の物知りなので、ある日に主人公から
「人は…死んだらどこに行くんだ?」
と尋ねられます。トガタは少し考えて
「映画館。超面白い映画がずーっ…と流れてんの 永遠にずーっと」
と答えます。
そのあと物語が進み、最終的には主人公の命を救うために自らの命を投げ出します。死にゆくトガタは気が付いたら映画館の椅子に座っていて、そこで流れている映画を見ながら、
「私はね、映画の主人公みたいに誰かを助けたかったんだ…」
と呟きます。

このシーンから、人は死んだら映画館に行って自分の人生や後悔を題材にした映画を見るんじゃないかなと私は思います。大体の映画は全部見終わって初めてメインメッセージが分かるので、所謂"人生の意味"というやつはその映画を見終わるまで分からないのではないでしょうか?だから、生きているうちは人生の意味なんて考えないで、自分が演じたい自分、それに必要な仕事を演じたいと私は思います。
もし私の仕事がタクシードライバーならTAXI、出版社アシスタントならプラダを着た悪魔、殺し屋ならLEON、ジェダイの騎士ならスターウォーズのような映画になります。

↓自主映画製作のために主人公を殺そうと爽やかに提案するトガタ

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ヒント2:ELLEGARDENの細美武士
ELLEGARDENボーカルの細美武士さんが、SCHOOL OF LOCKというラジオで大学1回生の相談に乗っていました。その大学生は滑り止めの大学且つ興味の薄い学部しか合格できず、自分の努力不足で落ちてしまったことへの後悔と、独学でも本当に自分が学びたい分野を勉強できるのに一歩踏み出せない苛立ちを感じています。それに対して細美さんは

「とにかく迷って、真っすぐ行こうと思ってたのに気が付いたら左に行ってた。だったら途中で右に行ってみる。今度は右に行き過ぎたからまた左に行ってみる。
そうやって歩いて行って、ある日どこかに辿り着いたにしろ、そこが元々行こうと思っていた場所じゃなかったにしろ、辿り着いた場所から振り返ると全部の道に意味があったなって思える日は必ず来るから、
真っすぐ最初に思い描いたところに行けることだけが幸せじゃないよ。」

と回答されました。
自分が思い描くキャリアをその通りに実現するだけが目標や成功ではなくて、自分の理想とするキャリア、もっと言うとその先までを追いかけ続けることに意味があり、その道中に物語や輝きがあるのかなと思います。従って、年齢や転職回数、学歴コンプなんて考えず、私は私のなりたい自分を追いかけ続けるつもりです。

↓嗚呼、かっこいい…(゚∀゚)ブヒブヒ

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ヒント3:モテキの藤本幸世
ドラマのモテキで森山未来演じる藤本幸世は、これまで通りの冴えない人生を送っていたにも関わらず突然、4人の女性からモテまくります。そして最終話で

「俺の実体とは関係なく皆の心の中の俺の姿は良くも悪くも変わっていく
何で俺にモテキとかいう訳の分からないものが来たのかは分からないけど、きっとみんなの中で俺という男が勝手に動き回ってたんだろうな
俺にはもうモテキなんて要らない、次は俺が誰かのモテキになるんだ!」

と心の中で叫びながらめっちゃチャリ漕ぎます。

自分から動くならまだしも何もしていなくても、私の周りの人による私への解釈は、勝手に変わっていくんだなと気付きました。小学生の頃、何もしてないのに急に周りが「なんかあいつ、ムカつくよな?」と言い出してイジメが始まる的な。
それならば、周りからの勝手な期待や失望に振り回されないで、私は私がなりたい自分になれるように動いて、それに対する解釈は映画のように人それぞれでいいと思います。

↓以下は映画版。初めて見たとき長澤まさみの可愛さに殺されるかと思いました

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今のところの私の結論
以上の気付きから私は、人生とはロードムービーであり、人は死んだら映画館に行って自分が主人公の映画を見るのではないかと思います。そして、将来少しでも良い映画を見れるよう、私はこれからのキャリアもなりたい自分を追いかけることにします。
「仕事頑張るやで‼(‘◇’)ゞ」
という意味では新卒1年目と大して変わっていませんが、環境と解釈の変化があった上で同じ結論に至ったことが、働くことに対する今のところの私の結論です。

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ELLEGARDEN / ジターバグ


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