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読書記録。伊坂幸太郎が好き。
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#文具

ガラスペンの使い道に、なぞる文学のススメ

夏に行われた文具イベントで、ガラスペンが何かと話題になった。でも「思ったより手に取りやすい値段で買えるのか。でも使い道が思い浮かばない…」と購入をためらった方もいるのでは。そこで、手軽にガラスペンを楽しむ方法として、なぞる文学をおすすめしたい。 ガラスペンでなぞる文学 宮沢賢治幻燈館「ガラスペンでなぞる文学 宮沢賢治幻燈館」はその名の通り、なぞり書きを楽しむ本。書き味の違う6種類の用紙と、38種類の書体が楽しめる。 紙好き・フォント好きにはたまらない。HSライトフォースで

「ツバキ文具店」を読めば、きっと何かを綴りたくなる

私が文具を文章で紹介するなかで、憧れている小説がある。小川糸さん著書の『ツバキ文具店』だ。 主人公の鳩子は、鎌倉の小さな文具店を開きながら代筆屋を営んでいる。鳩子の周りをとりまく優しい人々と、おだやかに流れていく日常。代筆屋として依頼者の人生の岐路に伴走し、時に悩みながら成長していくのだ。 ※この感想文は物語の本文を一部引用しています。物語の結末につながる直接的なネタバレはありませんが、まっさらな気持ちで『ツバキ文具店』を読んでみたい方は、ブラウザバックしてください。